
傾向と対策(一般選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
読解問題中心に基礎力をみる出題 文法・語彙力の充実を
出題形式 | 例年、大問5題(読解問題2題、文法・語彙問題(うち1題は読解問題含む)3題)、解答個数30個。 |
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試験時間 | 60分 |
解答形式 | 全問マークシート方式による選択式。 |
出題内容
①長文読解問題
- 〔1〕一部英問英答形式。設問内容は、同意表現、内容説明、空所補充など。〔2〕空所補充のみ。
- 英文のテーマは、生物、化学、物理、環境、農業などの専攻学科に関連したものと、社会・文化に関するものがバランスよく出題。
②文法・語彙問題
- 〔3〕空所補充問題。
- 〔4〕読解も含んだ内容。同じ関係の語の選択、定義にあてはまる語、会話の状況説明、計算問題、文整序などが出題。
- 〔5〕日本語に対応する英文の空所補充と会話のきまり文句など。
難易度
- 基本的な読解力、語彙力および文法力があれば大半は解答できるだろう。読解問題の英文は読みやすく、全体としては標準レベルの出題。
- 試験時間60分に対して問題が多岐にわたるので、時間不足になるおそれがある。時間配分には十分注意する必要があるだろう。
対策
①読解
- 過去に出題された英文は、農業、環境、生物など専攻に関連するテーマと、文化・社会一般を論じるテーマに大別できる。
- 過去問にあたって、そのテーマに固有の単語や表現を整理しておこう。類似したテーマの英文を読むときに有効である。
- 日頃からさまざまな分野に関心をもち、知識を広げることが大切。
- 短時間で正確に解答するためには、設問内容をふまえて読み進めることが有効。
- 問われている箇所では精読に徹し、その他の部分は速読するなど、メリハリをつけた取り組みが大切。
- however、yet などの接続副詞や、it、that などの指示語を手がかりに、対比や因果関係など、パラグラフ内での文と文のつながり、またパラグラフ間のつながりを把握することが速読のコツである。
- 空所補充形式の読解問題では、文法や構文に忠実に精読する力が求められる。また、熟語や語法の知識も重要である。
- 文法、構文、熟語、語彙に関する総合的な力が試されるので、過去問をよく研究しておくことが必要。
☞オススメ参考書『関正生のThe Rules 英語長文問題集2入試標準』(旺文社)
英文の読み方のコツが効率よく学習できる。
②文法・構文
- 時制、仮定法、準動詞、関係詞(特に関係代名詞と関係副詞の識別)、比較、否定、文型(特に第2文型および第5文型)などを重点的に学習しよう。
- 基本的な入試問題を集めた問題集を繰り返し解くことで基礎力が養成できる。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
手元に置いて、調べながら学習すると効果アップにつながるだろう。