群馬大学の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

群馬大学の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

2025年 03月 06日

傾向と対策(一般選抜前期日程)

2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。

【目次】

【英語】

傾向

※2022~2024年度の分析

情報:確実な読解力と日本語の記述力がカギ

理工:文法・語法知識と読解力を問う

出題形式 〔情報学部〕大問3題(読解2題、英作文1題)。

〔理工学部〕大問3題(文法・語彙、会話文(2022・2023年度は文法・語彙のみ)1題、読解2題)。

試験時間 〔情報学部〕120分。〔理工学部〕50分、2023年度までは60分。
解答形式 〔情報学部〕記述式中心。

〔理工学部〕〔1〕〔2〕は選択式(2023年度まではマークシート方式、2024年度は番号を〇で囲む形)、〔3〕は記述式。

出題内容

①情報学部

  • 読解英文のテーマは、文化・社会・言語・科学技術・情報など幅広い。設問は、英文和訳と内容説明、内容真偽、空所補充が主。
  • 英作文問題は、まとまった分量の会話や文章の和文英訳が出題。

②理工学部

  • 2023年度までは、〔1〕は文法・語彙問題のみで、基礎的な文法・語法知識を問う選択式の空所補充問題と誤り指摘問題が出題されていたが、2024年度はそれに加えて会話文の空所補充が出題された。
  • 読解問題は、1題は質問の答えとして適切なものを4つの選択肢から選ぶ形式で、内容説明や内容真偽、主題などが出題。もう1題は、空所に与えられた文字で始まる単語を補充する記述式。

難易度

〔情報学部〕

  • 読解問題の英文は、かなり抽象度の高いものが出題されることもあるが、全体としてはおおむね読みやすい。設問は、確実な読解力と、それに基づくしっかりした日本語の記述力を要求するものなので、問題としての難度は決して低くない。
  • 和文英訳は、基本的な構文や単語・熟語がきちんと押さえられているかどうかをみる標準的なレベル。
  • 時間配分については、読解問題1題につき30〜40分が目安。

〔理工学部〕

  • 読解英文は科学的な話題を中心に、さまざまなトピックに関する説明文が出題。1つあたりの英文の分量は多くなく、設問はおおむね標準的な内容。
  • 〔1〕の文法・語彙、会話文問題は分量が多いので、素早く処理する必要がある。
  • 〔1〕と〔3〕の読解問題は各10〜12分、〔2〕の読解問題は20〜25分が目安。

対策

①読解力

  • 各パラグラフの趣旨とパラグラフ間のつながりを意識したパラグラフリーディング的な読み方を心がける一方で、一つ一つの文の構造を理解する精読的な読み方も必要。参考書を使って、正確な内容理解のために丁寧に読解する力を身につけよう。
  • 論理展開を意識的に追うためには、段落要約の練習が有効。
    • 特に、記述式が中心の情報学部は、問題を解く際には、頭の中の「答え」で答え合わせをするのではなく、自分なりにきちんと解答を書いてみること。
  • 英語でも日本語でも、常日頃からさまざまなテーマの評論文を読み、一般常識や豊かな知識を身につけよう。

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②英作文力:情報学部で出題。

  • 教科書や構文参考書の例文暗記に努めよう。
  • 自分なりの解答をできるだけたくさん書いてみること。模範解答と照らし合わせたり、先生に添削してもらうことで、スペリングや句読点に関するミスに気づき、構文習得の不徹底、語法の記憶のあいまいさ、英文スタイルの非一貫性などを確認できる。
    • 大切なことは、答案は他人(採点者)が読むものだという意識。字の丁寧さ、適切な改行、大文字・小文字の区別、動詞の時制の選択、単数形と複数形の区別などについて、採点する側から見てどうだろうか、という視点をもってほしい。

③文法・語彙

  • 文法の教科書・参考書で基本事項の習得に努めることは言うまでもないが、知識の定着のチェック方法としては、問題集などが役に立つ。1度だけでなく、数回繰り返し取り組んで正確な知識の定着を図ろう。
  • 単語・熟語は、教科書や読解問題集の英文に沿った形で覚えていくことが大切。
    • 本格的な読解問題の勉強に入る前の準備運動として、単語集に目を通すというのもよい。

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