
傾向と対策(前期日程)
2023年度までの前期日程の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
読解と英作文の2本立て 日本語・英語両面での記述力の向上を
出題形式 | 大問4題(読解2題、英作文問題2題)読解問題の設問文は半分ほどが英語であることが多い。 |
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試験時間 | 120分 |
解答形式 | 大半が記述式であるが、〔1〕〔2〕でそれぞれ2,3問の選択問題がある。 |
出題の特徴
- 全般的に、文章の要旨を的確に把握し、それを日本語・英語両方で簡潔に記述する力を見る問題が多い。
読解問題
- 長文は社会、科学、教育、医療、言語などの分野についての評論が多いが、エッセーやブログの文章などが取り上げられることもある。
- 設問は、日本語での内容説明が主体。
英作文
- 和文英訳とテーマ英作文が例年出題されている。
- 和文英訳は、こなれた日本語の文書の一部を英訳する形式が続いている。
- テーマ英作文は、英文で示されたテーマに沿って書くもので、書く文量は行数で指定されており、ここ数年は10行程度となっている。
難易度
- 読解問題は、英文の量・内容とも読みやすく標準的で、適切な出題といえる。
- 英作文は、標準レベルだが、記述量は多めである。ただし、テーマ英作文は普段から書き慣れていないと予想外に時間を取られ、苦戦をしいられることになりかねないので注意!
対策
①読解力と、内容説明に対応できる記述力が不可欠
- 評論文を用いて精読・和訳する練習と、エッセーなど平易な文章を速読して、内容を素早くつかんでいく練習の両方を地道に継続していくことが望ましい。
②文法・語彙力
- 読解英文中の語句・構文や英作文のレベルも標準的なものなので、共通テスト対策が十分になされていれば対応できる。
- 問題集などを活用し、頻出の表現について一通りの知識を確実に身につけておこう。
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- 岡山大学では基本単語の習熟が特に重要であるので、標準レベルの単語集を活用して知識を整理・確認しよう。
③英作文力
- 和文英訳は、教科書レベルの学習ができていれば十分対応可能なので、教科書を中心に反復練習をしよう。
- テーマ英作文は、平易な語彙や表現でよいから、文法的に破綻なく、しかも論理的に展開する文章表現の練習を、過去問などを利用して実践するのが一番である。
- 書いたものは学校や予備校・塾の先生に添削してもらうとよい。
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