
傾向と対策(一般選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
基礎的な文法・語法・語彙力が問われる 活用形や時制など動詞には特に注意!
【前期日程・後期日程】
出題形式 | 大問3題(文法・語彙2問、読解1題)。
前期・後期日程とも同一形式。 |
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試験時間 | 60分 |
解答形式 | すべて記述式。 |
出題内容
①文法・語彙問題〔1〕〔2〕
- 〔1〕は、与えられた和文を表す英文を、指定された語句を必要に応じて適当な形に変えて使い、適宜単語を補って完成させるもの。時制が指定されることもある。
- 疑問文の作り方や時制・態・仮定法・準動詞など、動詞にかかわる文法・語法を問うものが中心。基本的な動詞の活用形の知識と、動詞関連の文法・語法の基礎知識が徹底して問われている。
- 〔2〕は、やや長めの和文対照英文を完成させる問題。〔1〕のような時制の指示はなく、動詞の形を自分で考えることが要求されている。
②読解問題〔3〕
- 和文の論説文などの後に同じ内容の英文が示され、英文中に設けられた空所に適語を補充する形式。主に関係詞や比較表現などの文法事項、構文、イディオムの知識が問われており、書き出しの1文字が指定されることもある。
難易度
- 英文の中にはややレベルが高いものも含まれているが、問われている内容はほとんどが基礎的なものであり、基本を中心に問う出題であるといえる。
- 〔1〕は、動詞を中心とした文法・語法が問われており、基礎的な知識が必要とされる。
- 〔2〕は、英文全体のレベルがやや高めなので、文脈を追って適切な英語の形を見定める力が要求される。
- 〔3〕は、英文中にはやや難解な表現も含まれているが、問われている内容は基礎的なものといえる。
対策
①文法・語法・構文の基礎固め
- 文法・語法・イディオムについて記述式で解答する形式なので、英語の基礎力を身につけ、次の項目を徹底的に学習し、基本的な文法問題集を1冊完全にマスターしておこう。
- 活用形・疑問文・時制・受動態・仮定法・準動詞・使役動詞や知覚動詞の語法など、動詞にかかわる文法・語法。
- 関係詞・前置詞・代名詞など、動詞以外の基本的かつ重要な文法事項。
- so that 構文や倒置構文、挿入句の入れ方などの頻出構文。
- 英語の基礎ともいえる英単語、特に動詞のさまざまな活用や時制については、十分に理解し、正確に書けるようにしておきたい。
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②基本イディオムを中心にした語彙力強化
- 基礎的な熟語集などを利用して語彙力を増強しよう。単語の学習のみに力を入れてイディオムがおろそかにならないように、基本熟語の習得にもしっかりと取り組むこと。
- 読解問題で内容理解を問う問題は出題されていないが、英文の完成問題では、文脈や英語の流れを追って動詞の形などを判断する必要がある。
- 教科書の長文を音読しながら同時に意味が理解できるようになるまで読みこなして、読解力も強化しよう。
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