
傾向と対策(一般選抜前期日程)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
長文の主旨をとらえる力と日本語・英語両方の表現力が不可欠!
出題形式 | 〔国際関係学部〕大問5題(読解2題、文法・語彙1題、英作文2題)。
〔経営情報学部〕大問2題(読解2題)。 |
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試験時間 | 〔国際関係学部〕120分、〔経営情報学部〕90分 |
解答形式 | 記述問題主体。 |
出題内容
①国際関係学部
- 2022年度からは大問数が2021年度までより1題増えて、全5題となった。〔3〕と〔4〕が2022年度からの新傾向である。
- 〔1〕〔2〕は、例年どおり読解問題。抽象的な内容の理解が求められる記述問題もあった。
- 〔3〕の文法・語彙は、同意文への書き換え5問。
- 〔4〕の英作文は、80語程度の英文2問の記述式による空所補充問題。空所が各英文に20カ所ずつあり、スペリングの一部が示されている語を書く形式で、かなり独特な出題形式である。
- 〔5〕の英作文は、意見論述だが、空所補充の形式。
②経営情報学部:読解2題の出題。
- 2024年度は、英文の問いに英語で答える設問や、下線部について日本語で答える設問、段落の主題を選択する設問など、設問形式が実に多様であった。
難易度
- 国際関係学部は、試験時間は120分と比較的長いが、読解問題の記述量が多く、問題の意図に沿って的確に記述していく力が要求されるので、難度は高いと言える。
- 経営情報学部の難易度はやや難。本文から抜粋する問題では該当箇所を見つけるのにはさほど苦労しないが、適切な答案にするには時間をかけて練習を積んでおく必要がある。
- いずれの学部の読解問題にも多数の語(句)注がある。注は文章の内容を正しく理解するために重要なのはいうまでもないが、それらを上手に生かした答案作りも目指そう。
対策
①読解力の養成
- 比較的分量の多い英文を読み、要領よく解答していかなくてはならない。
- 『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』シリーズ(教学社)の、できれば〔ADVANCED〕レベルまで到達することを目標に利用するなどして訓練を重ねていこう。
- 記述問題は、書かなければ上達しないということを心に留めて、日頃から実際に書く努力を惜しまないようにしよう。
- 指示語の内容や段落ごとの関連性などを考えながら読むことを心がけ、空所補充や様々な形式の問いに柔軟に対処できるだけの読解力をつけていこう。
- 段落ごとに記述されている内容の要点や結論をうまくまとめる練習も欠かさないようにしよう。
☞オススメ参考書『英文読解講座』(研究社)
②文法・語彙力の養成
- 単語・熟語集で重要語句を知識として身につけておくことはもちろんであるが、文構造を把握するためには構文を学習しておくことも必要。
- 時事英語や最新の話題など、単語集ではカバーしきれない語彙を含む内容の英文もあるため、できれば英字新聞や英語の雑誌に目を通す機会をもって、様々な分野の語彙に触れておこう。
③英作文力の養成:国際関係学部で出題。
- 〔4〕の空所補充問題は、時間をかけて分析しながら解答するのではなく、スピーディーに自然な英文を完成していくという発想が必要で、英作文力が問われる問題でもある。
- 多くの英文に触れておくことが決め手となる。
- 〔5〕の意見論述は、早くから少しずつ慣れていく必要がある。
- 日頃から様々なテーマについて、ごく簡単な語句や構文を用いて英語で考えを表現する練習を重ねよう。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐ書ける自由英作文』(教学社)
④幅広い知識の養成
- 日本語、英語を問わず、日頃からできるだけ多くの文章に親しんで、多彩なテーマに関連する様々な知識を身につけておこう。新聞記事やニュースで時事問題にも触れておこう。