赤本ノート(二次・私大用)の使い方!

赤本ノート(二次・私大用)の使い方!

2020年 12月 25日

はじめに  

 志望校の過去問、苦手な科目の問題集…解いた後は、答えを赤字で写しただけで終わっていませんか? 間違えた原因を確認しないと、また同じミスを繰り返してしまいがちです。間違いは自分の弱点を教えてくれる貴重な情報源です。きちんと向き合えば、自分に足りないものが見えてきます。ただし、問題を解いて丸つけをしただけでは、弱点は見えません。間違いを次に活かすためには、ポイントを押さえた「自己分析」が不可欠なのです。

 その「自己分析」にぴったりなのが、教学社の『赤本ノート(二次・私大用)』です。問題を解くだけでなく、自己分析で重要な課題をあぶりだす作業も、この1冊でできます。赤本ノートを使って志望校の過去問を解けば解くほど苦手が浮き彫りになるので、効率的に弱点をなくして合格に近づけます。さらにこのノートは、解答作成を手助けするいろいろな機能を備えていて、受験勉強をサポートする強い味方になってくれるはずです。

 それでは、詳しい使い方を見ていきましょう。

 

問題を解いてみよう  

 まずはノートを開いて左側、横罫線のページで問題を解きます。罫線には7mm幅でドットが打たれているので、行頭や字の大きさが揃えやすく、後から見直しやすい解答を作成することができます。1人で勉強をしていると忘れがちですが、試験の解答は採点者に「読んでもらう」ものです。ですから、問題演習の段階から見やすい解答を意識しておくのは、とても大切なことです。

 また字数制限のある記述問題では、ドットにあわせて文字を書いていくことで、文字数のカウントがしやすくなります。

左ページ

 

方眼スペースを使いこなそう  

 ノートを開いて右側のページには、方眼紙の部分があります。ここは図やグラフを描く問題の解答や、解いている途中の補助的な図を描くスペースとして活用できます。

 「数学や理科では受験しないから、方眼は使わないなあ」と思った人がいるかもしれませんが、他にもいろんな使い方ができます。問題を解いている途中で浮かんだ疑問、解説を読んで気づいたポイント、辞書で調べた英単語や用語などを、この方眼スペースに書き込んでおきましょう。左側の解答スペースと分けられているので、解答と書き込みが混ざって見にくくなってしまうことがありません。さらに方眼の線にあわせて書くことで、ポイントを見直しやすくまとめることができます。自分がどのように問題を解いていったのか、記録を残す場所として活用してみましょう。

方眼 (1)

 

分析シートで実力分析  

 冒頭でも少し述べたように、過去問演習で大切なのは解いた後の「自己分析」です。自己分析とは、自分の解答をふりかえって間違えたところを確認し、その原因を考えて次なる課題を見つけることです。私大入試や二次試験の問題は、大学ごとに出題傾向や求められる力が違うので、自分は何ができて何が足りないのか、自己分析を繰り返して見極めることが必要です。

 赤本ノートでは、専用のフォームを埋めるだけで自分の実力を分析できます。  

 「実力分析①」では、全体を通じての時間配分、解答順、理解度、ケアレスミスの数を評価できます。問題の正解、不正解だけでなく、時間を最大限有効に活用できたか、確実に理解した上で正解できたか、といった色々な視点で、自分の勉強を評価し、記録に残しましょう。MEMOには、これらの評価で特に気になった点や改善したい点について、自分の考えを具体的に書いておきます。解答を後で見直したときに気になったポイントは要注意。今まで気づかなかった弱点が潜んでいるかもしれません。  

実力分析①

 「実力分析②」では、特に間違いが多かった問題や、自信のない問題を掘り下げて分析できます。「実力分析①」の結果を参考に、注意深く見ていきましょう。「ふりかえり」には問題を解いた感触や、間違えた内容についてできるだけ詳しく書きます。「途中でわからない単語があった。何度も戻りながら読んだので、解くのがおそくなってしまった」など、原因をはっきりさせておくと、後で対策を立てやすくなります。

実力分析②

 

対策を立てて次の目標を決めよう

 分析が終わったら、「対策」欄で自分が克服しなければならないことと、その方法についてまとめましょう。長文読解で思った以上に時間がかかっていると気づいたなら、単語力を高めたり、読む速度を上げる練習をしたり、といった対策が考えられます。では、具体的に何をすれば良いでしょうか。単語力を上げるために、毎日通学時間などに単語帳を使って覚えることができるかもしれません。また、読むスピードを上げたいなら速読の教材を使って練習してみるのが良いでしょう。このように克服の方法を具体的に考えてリストアップすると、実践しやすくなります。弱点を書き出し、ひとつひとつ克服していくことで、志望校合格に必要な学力がどんどん伸びていくはずです。

対策 (1)

志望校の情報を集めよう  

 ノートの最後のページには、志望校のプロフィールが記入できます。志望校が決まったら、大学・学部名、試験方式と日程、試験科目などの基本情報を書いておきましょう。出願締め切り日、受験日などもあわせて書いておくと、うっかり忘れることがありません。

 また過去問演習を進めていく中で、過去の入試データや赤本の「傾向と対策」などを見て気になった点を書き、自分なりに志望校の入試を分析してみましょう。志望校についてよく調べると、常にゴールを意識した効率的な勉強ができるようになり、モチベーションも上がります。

志望校プロフィール

 

おわりに

 今回は、赤本ノート(二次・私大用)を使った勉強法について紹介しました。二次試験や私立大学の入試は共通テストと違い、大学ごとに独自の特色を持っているので、それにあわせた対策が不可欠です。だから大学が求めていることと、自分ができることを何度も見比べ、できない部分を伸ばしていくのが大切なのです。過去問演習を重ねる中でたくさん自己分析をし、勉強の記録を積み重ねていくと、自分に本当に必要なものが見えてくるはずです。自分に最適の勉強法を見つけるために、ぜひこのノートを使ってみてください。

 

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