
傾向と対策(前期日程)
2023年度までの前期日程の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
読解問題は英問英答形式に慣れることが不可欠
英作文は平易な語句で正確な英文を
出題形式 | 大問3題(読解問題2題、英作文問題1題) |
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試験時間 | 90分 |
解答形式 | 英問英答形式 |
出題の特徴
読解問題
- さまざまな分野から出題されており、特定の分野が目立って出題されるということはない。
- 抽象的な文章や専門的な文章は比較的少なく、読みやすいものが多い。
- 設問は記述式の内容説明や選択式の同意表現・内容真偽などが出題されている。
- 2023年度は内容真偽が出題されず、抜けている一文を選ぶ空所補充の小問が出題された。
英作文
- 与えられたテーマや絵について自分の意見を述べる形式が続いている。
難易度
- 読解問題は標準レベル。英作文も標準レベルで、日常的な会話表現や基本構文をしっかりマスターしておけば対応できる。
- 英問英答形式で、英語で解答をまとめる記述力が問われている。
対策
①読解力の養成
- 最初はゆっくりでもいいので英文の文構造を正確につかむ力を養成し、そのうえで段落ごとの要旨をとらえながら、ある程度のスピードで英文を読む練習を積んでいく。
②語彙は早めの対策を:読解問題において一定の語彙力は不可欠!
- 読解問題の演習を多くこなすために、できるだけ早い段階で語彙力をつけておく。
- 必要以上に高度な語彙力は求められていないが、標準レベルの単語帳は早い段階で仕上げておこう。
③記述力の養成
- 読解問題では英文での内容説明問題がほとんどなので、この形式に慣れておく必要がある。
- 解答の根拠となる該当箇所をしっかり特定してから解答を作成する習慣をつけておく。
- 実際に解答を紙に書くという練習を積み、作成した解答は第三者に見てもらい、内容に不自然な点がないかチェックしてもらう。
④英作文:意見論述が出題
- 複雑な構文や難しい単語を使わず、平易な語句を使って文法的に誤りのない英文が書けるようにする。
- 英文の論理的な構成も重要なので、市販されている英作文の問題集で基本的な英文の組み立て方を学習し、実際に過去問を使ってさまざまなテーマで英文を書いてみる。
- 書いた英文は第三者に添削してもらい、自分がよくミスするポイントを見つける。
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※入試頻出の重要テーマを集めた参考書などを通読し、応用力をつけておく。