自由英作文は差がつきやすい!? 大人気講師 肘井学が語る、自由英作文の「超効率的な勉強法」とは?

自由英作文は差がつきやすい!? 大人気講師 肘井学が語る、自由英作文の「超効率的な勉強法」とは?

2021年 07月 30日

「単語はまだ1周もできてないし、読解の練習もしないといけないし、共通テストのために化学の復習も必要だし………

 あ! 自由英作文の勉強、全然してない!

 

後回しになりがちな自由英作文の対策。

直前からでも間に合う? どうやって勉強すればいい?

そんな受験生の悩みを、スタディサプリの大人気講師、肘井学先生に聞きました!

 

―――ズバリ、自由英作文の対策は直前からスタートしても間に合いますか

肘井 直前期の追い込みも重要ですが、自分の志望校で自由英作文が出題される受験生は、この夏休みから手をつけていきましょう。特に難関大の志望者は、英文解釈では他の受験生との差がつきづらいのが実情です。和文英訳や自由英作文は、全然できない生徒とできる生徒の差がつきやすいので、合否のカギを握っている分野と言えます。

 

―――自由英作文は、どうやって勉強すればよいですか?

肘井 学校や塾などで自由英作文に精通している先生の授業を受けるか、自由英作文を専門に扱った参考書ですすめるのがよいでしょう。基本的な型をマスターしたら、あとは実際に自分の手で書いてみることが大事です。最初は手も足も出ない方も多いと思うので、そういった場合は、いわゆる模範解答を丸暗記することをおすすめします。どの方法でやるにせよ、ある程度書いたり暗記したりしてみた経験がないと、ゼロから英文を生み出すことは難しくなります。

 

―――自由英作文において、答案作成の際に気をつけるべきことは何でしょう?

肘井 自由英作文とは言われていますが、実際には自由に書けるものではなく、しっかりとした解答の型が決まっています。その型をしっかりと守ることが求められます。

 次に、日本語の感覚ではなかなかこれが難しいのですが、1つの文で終わらせるのではなく、最低2つの文を続けることが大切になります。詳しくは『大学入試 すぐ書ける自由英作文』にて説明していますが、前の文を次の文で具体化すると、2つの文を続けることができるようになります。

 最後に、文法ルールをしっかり守ることです。3単現のs、不可算名詞、時制、単語のスペリングなどの間違いが多くなるので、これを防ぐことが重要になってきます。

 

―――自由英作文の「上達のコツ」はありますか?

肘井 見たことのある出題テーマは、入試本番でも解答が書きやすいので、やはり、事前に数多くのテーマをこなしておくことが重要です。

 一方で、複数のテーマで使用できる表現を知っておくと、試験本番で未知のテーマが出題されても、その表現を応用して自由英作文の答案を書くことができるようになります。これを、『大学入試 すぐ書ける自由英作文』では「便利な横断表現」と命名して紹介しています。

 

 

肘井先生の自由英作文の参考書、好評発売中!

978-4-325-23580-4

――この本に込めた思いを教えてください。

肘井 この1冊でどんな出題形式の自由英作文にも対応できるように作成しました。「意見提示タイプ」、「感想文タイプ」、「図表・グラフ・イラスト・4コマ・写真描写タイプ」、「手紙・メール返信タイプ」と、大学入試で出題される全ての出題形式の自由英作文に対応できます。

 さらに、それらを重要度順にA~Cにランクづけしているので、志望校で出題される形式の自由英作文をAランクから順にマスターすることで、効率よく自由英作文の学習をすすめることができます。

 また、複数のテーマで応用できる20の「便利な横断表現」を掲載しているので、これを必ずマスターして、試験本番にのぞんでください。

 人間の記憶は時間とともに薄れるのが普通なので、試験直前で見直せるように、要点をぎゅっと詰め込んたファイナル・チェックリスト」も付録としてつけています。

 

 自由英作文は、できる人とできない人の差が激しい分野なので、ライバルとの点差がつきやすく、合否を分ける分野にもなるので、ぜひ本書を活用して、自由英作文をあなたの武器にしてください。

 

 

 

著者紹介

肘井 学(ひじい・がく)

肘井先生の写真

  • 慶應義塾大学文学部英米文学専攻卒業。全国のさまざまな予備校をへて、リクルートが主催するネット講義サービス「スタディサプリ」で教鞭をとり、高校生、受験生から英語を学びなおす社会人まで、圧倒的な満足度を誇る。
  • 「スタディサプリ」で公開される「英文読解」の講座は、年間25万人の生徒が受講する超人気講座となっている。さらに「東大英語」「京大英語」まで担当し、受講者に多くの成功体験を与えている。
  • 週刊英和新聞「朝日ウィークリー(Asahi Weekly)」にてコラムを連載するなど、幅広く活躍中。
  • 著書に『大学入試 肘井学の読解のための英文法が面白いほどわかる本』『大学入試 肘井学の ゼロから英語長文が面白いほどわかる本』『大学入試 ゼロから英文法が面白いほどわかる本』『語源とマンガで英単語が面白いほど覚えられる本』『大学入試 肘井学の 作文のための英文法が面白いほどわかる本』(以上KADOKAWA)、『難関大のための 上級問題 特訓リーディング』(旺文社)、『大学入試 レベル別英語長文問題ソリューション(1~3)』『高校の英文法が1冊でしっかりわかる本』『高校の英文読解が1冊でしっかりわかる本』(以上かんき出版)などがある。

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