
傾向と対策(一般選抜前期日程)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
確かな英語力が要求される
出題形式 | 大問4題(読解問題2題、会話文問題1題、英作文問題1題)。 |
---|---|
試験時間 | 100分 |
解答形式 | 2023年度の読解問題ではすべて選択式の設問であったが、2022・2024年度のように一部記述式の設問が出題されることもある。 |
出題内容
①読解問題
- 空所補充や内容説明を中心に、同意表現や内容真偽などが出題。
- かなりの長さの英文を読まなければならないことが多く、時事問題など読みごたえがあるものも出題されている。
②会話文問題
- 空所補充形式であり、基本的な語彙力を試す内容となっている。
③英作文問題
- 身近な事象について、受験生本人の意見を150語程度で記述する出題が続いていたが、2024年度はテーマ英作文が出題された。
- 2022年度は、「小・中・高校生のやりたい仕事の有無」について、グラフから読み取れることとその原因について論じさせるもの。
- 2023年度は、「大学生の朝食習慣」について、グラフから読み取れることとその理由について論じさせるもの。
- 2024年度は、「思い出深い1日」について、自分の経験を書かせるもの。
難易度
- 読解問題は、英文自体は特に難解なものではない。ただし、分量が多いうえに、同意表現や内容説明など内容把握を中心に「正しく読めなければ正解できない問題」が多く、全体的に平易とは言い難い。
- 英作文においては、ひとつひとつの英文を正確に記述する力に加え、全体を通してまとまりのある内容になるよう文章を構成する力が求められている。
- 時間配分については、〔1〕〔2〕は各20〜25分、〔3〕は5〜10分を目安とし、残りの時間を〔4〕にあてるとよいだろう。
対策
①読解問題
- 英文の分量は少なくないので、できるだけ短時間に英文内容を読み取る力を養おう。速読教材を使って英文に慣れることがオススメ。解き終えた英文を何度も音読することでも速読の力を養うことができる。
- 英文をストレスなく読むためだけでなく、直接語彙力が点数に結びつく設問も多数あるため、語彙力をつける学習も並行して進めておくことが非常に大切。
- 時事問題をはじめとする背景知識を高める努力は英語の学習だけでなく汎用性の高い学習となる。
☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
②英作文問題
- 150語というのは、英文のもととなる日本語文を考えるだけでもかなりの分量になる。
- テーマに対する自分の立場や考えを明らかにし、箇条書きでもよいので、盛り込むべき内容を決めること。根拠の具体例や一般性も箇条書きに添えよう。
- 自分が英作できないような難解な語句、表現などは避け、できあがりがわかりやすい英文になるように努めよう。
- さまざまなテーマについて150語程度の英文を書く練習を積んでおき、データ分析から考えられることを論じるトレーニングもしておこう。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐ書ける自由英作文』(教学社)