
傾向と対策(一般選抜前期日程)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
法文・工:読解力・英作文力を正攻法で問う
教育:テーマ英作文を含み、多面的出題
出題形式 | 〔法文・工(文理型入試〈社会デザイン〉)学部〕
大問3題(読解2題、英作文1題)。 〔教育学部〕 大問3題(読解2題、英作文1題)。 |
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試験時間 | 100分 |
解答形式 | 記述式中心。 |
出題内容
①読解問題
- 設問は、記述式の英文和訳や内容説明が中心。
- 1題の英文量が多くなる傾向があるが、内容は平均的なものといえる。
②英作文
- 法文・工学部は会話文やエッセー風の文章などの和文英訳。
- 教育学部では、例年、150語程度のテーマ英作文が出題。テーマは、身近な問題で、学部の性格を意識したものが出題されることもある。
難易度
- 法文・工学部、教育学部ともに標準の上レベルといったところである。
- しっかりした読解力や英作文力を正攻法で問う問題。基本となる文法力や語彙力をつけていれば解答できるものが多いが、試験時間のわりには問題量・記述量も多く、日本語への訳出の難しい英文和訳もある。英作文では論述力や表現力も問われている。
- 1つの問題にこだわって時間不足にならないよう、全体を見渡しながら時間配分を考えよう。
対策
①読解力の養成
- 長文読解問題が大きなウエートを占めているので、パラグラフリーディング(段落単位で要旨をつかむ)の練習は必須。
- 高校や予備校の授業を大事にしながら、構文のとり方や訳出の仕方を地道に習得していこう。
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自学自習する場合は、解説の詳しい問題集を選んで、できるだけ多くの英文にあたって答案の作り方を学習しよう。
②語彙力の強化
- 語彙力を身につけるための最もよい方法は、単語やイディオムを英文の中で覚えていくこと。英文を通して覚えた単語やイディオムは定着力が高い。
- 入試の長文問題では、未知の単語に必ず出合う。そのときに、接頭語・接尾語の知識や前後の文脈から意味を類推できるように、普段から心がけておこう。
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③基本例文の暗記
- 英作文では、教科書などの基本例文をある程度暗記しておくことが重要。
- 英作文で問われるのは、難解な単語や構文ではなく、自分の知っている平易な単語や構文を使って文法的に正しく書く能力である。
- こなれた日本語で英語に訳しにくい表現は、与えられた日本語を分析し、英訳し
やすい日本語に置き換えることが重要。
- 英作文の基本例文をしっかりと把握し暗記することでほとんどの英作文に対処できる。
④口語表現に強くなろう
- 法文・工学部の英作文では、会話文の出題もみられる。会話独特の決まり文句はある程度限られているので、一通りマスターしておこう。
⑤論理的思考
- 教育学部では、テーマ英作文が出題。これに対処するには、英語学習だけでなく、身近な問題に対して自分の意見を明確に論理的に表現する訓練を、日頃からしておくことが大切。
- 英作文問題集を使って英作文に取り組み、英語の先生方に添削してもらうとよいだろう。
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