![奈良女子大学の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!](https://akahon.net/blog_thumbnail/91/奈良女子大学.png)
傾向と対策(前期日程)
2023年度までの前期日程の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2021~2023年度の分析
日本語・英語両方の記述力が必須!
出題形式 | 例年、大問3題 〔1〕読解 〔2〕英作文 〔3〕読解 |
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試験時間 | 100分 |
解答形式 | 全問記述式 |
- 〔2〕英作文問題は、2022年度までは志望する学部別の選択問題となっていたが、2023年度は学部による区別はなかった。
出題内容
①読解問題
- 評論が中心で、テーマは特定の分野に偏らず、科学・環境、社会・時事、教育など多岐にわたっている。
- 〔1〕は短い英文中の下線部を和訳するもので、一連の文章の複数個所訳す場合と、異なる2つの文章中の1カ所ずつを訳す場合がある。
- 〔3〕は比較的長い英文において、下線部の英文和訳や内容説明を中心に、過去には空所補充、内容真偽なども出題されたことがある。
②英作文問題
- 文中の下線部の和文英訳になっている。
難易度
- やや難度の高い出題といえる。
- 解答が記述式であり、特に英作文にはかなりの時間を要する。
- 読解問題では文章を素早く正確に読み、英文和訳を短時間で仕上げる力が必須となり、日本語・英語両方の記述力が求められる。
対策
①読解力
- 一読で内容が理解できるよう、できるだけ英語の語順通りに理解する訓練を日頃からしておく。
- 英文の論理展開にも注意を払う。要点や大まかなポイントから述べ、詳細があとに続くのがよくあるパターンだが、展開の仕方を示唆する接続語句にも要注意。
- 文章の流れを意識した速読力と同時に、必要に応じて精読をし、一読ではっきり把握できていない箇所の文構造を丁寧に分析しておく。
☞オススメ参考書『英学入試 ひと目でわかる英文読解』(教学社)
- 分析して英文の内容を正確に把握することに加えて、日本語を書く作業も怠らずにする。
- 英文和訳も内容説明も、解答を作成したら模範解答と比較し、自ら添削することで記述力を培うようにする。
②英作文
- 文法・構文の主要項目を網羅的に扱っている基本的な英作文の参考書・問題集に取り組む。
- 非常にこなれた日本語での出題であり、直訳では英語にならないので、語句レベルで一致させるというより、文章を十分に解釈・消化して、正しい単語・構文を使って英語らしい文章に置き換えるという考え方で取り組む必要がある。
☞オススメ参考書『実戦編 英作文のトレーニング』(Z会)
『大学入試 英作文実践講義』(研究者出版)
※解説をしっかり読み、どのような発想でこなれた日本語を英語に変換するかを学ぼう。