2021年度共通テスト受験体験記(数学・国語編)

2021年度共通テスト受験体験記(数学・国語編)

2021年 04月 23日

 大学入試センター試験にかわる新たな試験として、大学入学共通テストが2021年1月に初めて実施されました。 過去問のない試験を前に、受験生はどんな対策をして本番を迎えたのでしょうか?

 このブログ記事では、実際に共通テスト(1月16・17日実施)に臨んだ最新の受験生の体験記を2回に分けて紹介します! 前半の今回は、数学と国語についてです。

(後半の英語編はこちら

 これから受験されるみなさんは、ぜひ共通テスト対策のヒントにしてください!

 

数   学

Q. 共通テストの試験本番に向けて、どんな準備をしましたか?

 

  • 新形式に慣れるため、予想問題集を繰り返し解きました。また、問題文を落ち着いて読み、誘導に従って解くように心がけました。(東京都 Y.K.さん)
  • 試行調査や共通テスト模試、予想問題集で対策をしました。その中で間違えたものや苦手分野については、センター試験の過去問も解くようにしました。(千葉県 N.N.さん)
  • 問題集の「数学A」の範囲だけ解くなどして、分野に集中した演習をしていました。1年分を一気に解く演習ばかりしていると分野別対策がおろそかになるので、このやり方は正解だったと思います。(愛知県 N.S.さん)
  • もともと数学が苦手で、各大問の最後の問題は飛ばすなどして、自分の中で目標を85点くらいに設定していました。苦手な分野は無理に最後まで解こうとせずに、わかるところだけを確実に取るようにするほうが効率的な気がします。(福岡県 T.H.さん)

 自分の苦手分野を把握し、分野別に集中的な対策をすることが重要なようですね。特に、センター試験の過去問などにあたる際は、1年分のセットにこだわらず、大問や分野ごとに活用してみるのもよさそうです。

Q. 本番の試験を受けてみてどうでしたか?

 

  • とにかく問題文の量が多いと感じました。内容をすぐに把握して、立式したり計算したりする力を、センター試験の過去問や予想問題の演習でつける必要があると思います。(北海道 Y.Y.さん)
  • 文章を読んで前提を理解していないと難しい問題が多かったため、読むのにも時間がかかり、かなり苦戦しました。問題を解くために必要な情報を文章から読み取る訓練を積むと、大変効果的な対策になると思います。(岐阜県 K.K.さん)
  • 問われていることの本質は変わらないので、実用的な設定で出題される問題文の形式にとらわれず、センター試験の過去問で対策をすることが大切だと思います。(千葉県 Y.K.さん)

 共通テストでは会話文での出題も見られます。問題文の形式や分量に振り回されないよう、計算力を上げることや、基本問題を解けるようにしておくことがまず大事ですね。そして新しい出題形式にも対応できるように、問われている内容を把握できる読解能力が必要なようです。

 次は国語について見ていきましょう。

 

国   語

Q. センター試験では分量が多く、時間内に解き切れないことも多かったようですが、共通テストはどうでしたか?

 

  • 評論では設問内にも1つ文章があり、読解にかなり時間がかかりました。また、どちらの文章にも共通した要素を問う設問に苦戦しました。そのような設問を解くために、複数の文を読み取り、共通した要素を発見する練習をするとかなり効果的だと思います。(岐阜県 K.K.さん)
  • 本番に向けて解答する大問の順番の作戦を立てたり、時間配分を考えたりしました。高得点を取るためには、自分に合った解く順番を見つけることが大切だと思います。(福岡県 M.O.さん)
  • 模試などでは毎回漢文をはじめに解いてリズムよくスタートできるようにしました。本番は一番最後に解いた古文が難しかったので、現代文であまり悩まないほうがよかったと後悔しています。(北海道 Y.Y.さん)

 センター試験同様、共通テストも時間との戦いになるようです。読解のスピードを上げることも大切ですし、どんな問題が出るかわからない中でも、ある程度は大問ごとの時間配分や解く順番を決めておくなどして、自分に合った解き方を見つけられるとよいですね。

Q.時間配分以外には、どんな対策をしていましたか?

 

  • センター試験の過去問と模試で経験を積むにつれて形式に慣れることができました。何より客観的な姿勢で文章に向き合うことが大切だと思います。(神奈川県 M.O.さん)
  • 現代文の問題形式は共通テスト特有のものがありますが、まずはセンター試験の過去問などで基本的な読解をできるようにするとよいです。そのうえで、共通テスト型の問題に対応する力をつけましょう。さまざまな予想問題集にあたって「こういう形式もあるのだな」と分析してみるのもよいと思います。(愛知県 T.M.さん)
  • 意外にも抜けがちなのは漢字、語彙の対策です。日頃から漢字の参考書などを空き時間に見て、模試のときもここだけは落とさないようにしていました。(福岡県 T.H.さん)
  • 現代文については、文章を段落ごとにおおまかに要約しながら読む訓練を続けました。古文については古文常識にも触れました。漢文は、句形・語句を徹底して固めました。(東京都 Y.K.さん)
  • 国語の得点を安定させるには古文・漢文の点数を取り切ることが大事です。まずは、古文・漢文の基礎を固め、センター試験の過去問を隅々までやり切ることをオススメします。(大阪府 H.U.さん)

 古文・漢文は、単語や文法などの基礎をしっかり固めて得点源にしたいですね。  

 また、実際に問題を解いて出題形式に慣れることも大切なようです。特に、「センター試験の過去問を活用した」という声が多く寄せられました。共通テストでは思考力が重視されますが、思考力を問う問題はセンター試験でも出題されてきました。

 大学入試センターが公表した共通テストの問題作成方針でも

 

これまで問題の評価・改善を重ねてきた大学入試センター試験における良問の蓄積を受け継ぎつつ,高等学校教育を通じて大学教育の入口段階までにどのような力を身に付けていることを求めるのかをより明確にしながら問題を作成する

 

(出典:大学入試センター「令和3年度大学入学者選抜に係る大学入学共通テスト問題作成方針」 )

と明記されています。過去問を最大限活用し、万全の対策で共通テストに臨みましょう!

 


 次回は、英語についての体験記を紹介します。 英語は共通テストの中でも、センター試験と比べて一番変化が大きかった科目ですが、受験生はどんな対策をしていたのでしょうか? 後半もお楽しみに!

 

 

関連書籍

『共通テスト問題研究 数学Ⅰ・A/Ⅱ・B』

 

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