はじめに
2021年から実施される大学入学共通テストは、これまでのセンター試験と同様、全科目マークシート形式です。時間内に、正確にマークシートを埋める作業は、意外と手間がかかるものです。事前に練習しておかないと、当日思わぬミスをしてしまうかもしれません。
その対策にぴったりなのが、教学社の『赤本ノート(共通テスト用)』、そして『赤本ルーズリーフ(共通テスト用)』です。共通テストのために作られ、本番により近い形で実戦演習をすることができる、受験生の強い味方です。全科目対応なので、共通テストを受験するすべての人が使えます。
さらにこのノートとルーズリーフは、問題を解くだけでなく、解いた後の分析・課題発見までできるようになっています。解けなかった部分を掘り下げると、いままで気づかなかった自分の弱点が見えてくるかもしれません。使えば使うほど、受験勉強の質が上がること間違いなしです。
それでは、詳しい使い方を見ていきましょう。
マークシートに慣れる
マークシートを正しく、効率よく塗るためには”慣れ”が大切です。解ける問題でも、解答位置がズレたり、塗り方が悪くて採点されなかったりしてしまうと、大幅な失点につながります。また試験途中でミスに気づいても、修正に時間をとられて想定していた解答ペースが崩れてしまうかもしれません。ですから試験までに何度も練習して、本番でのマークミス&タイムロス・ゼロを目指しましょう。
赤本ノートには解答欄が1ページあたり60 個用意されていて、最もマークの数が多い数学でも、1ページで大問2つを解くことができます。さらに、赤本ルーズリーフには1ページあたり90 個、表裏を合わせると180 個の解答欄があります。1枚ずつ使えるルーズリーフでは、より試験本番に近い形での問題演習ができます。
分析シートで実力分析
問題演習はただ解くだけで終わりではありません。むしろその後の自己分析が重要です。しっかりとふりかえって、つまずいたところや苦手なところを確認しましょう。
ノートの紙面下部にある分析欄、もしくはルーズリーフの分析シートを使えば、フォームを埋めることで自己分析と課題発見ができます。
実力分析①では、全体を通じた時間配分、解答順、理解度、ケアレスミスの数を評価できます。問題の正解・不正解だけでなく、時間を最大限に有効活用できたか、確実に理解した上で正解したのか、といった視点で総合的に自分の解答を評価しましょう。
実力分析②では、特に点数が低かった問題や自信が無い問題について、掘り下げた分析ができます。間違えた内容や、問題を解いて感じたことなどを詳しく書きましょう。「途中までは合っていたのに、最後の計算結果が違った」「文中にわからない単語があって時間がかかった」など、失点の原因もできるだけはっきり書くようにします。この実力分析②は、赤本ノートで大問2つ分、赤本ルーズリーフで大問6つ分用意されています。
対策を立てて間違いを次への一歩に
分析が終わったら、「対策」のフォームで自分が克服しなければならない課題と、その対策についてまとめましょう。計算間違いが多いなら計算力を磨く必要がありますし、わからない単語があるなら単語力を上げることが必要です。では、具体的に何をすればよいのでしょうか。計算間違いは解き終わった後に検算する習慣をつけることで減らせます。単語力不足は、毎日通学途中などに単語帳を覚えることで改善できるかもしれません。対策には、実践するべき内容をできるだけ詳しく、わかりやすく書きましょう。具体的であるほど、行動に移しやすくなります。
志望校プロフィールでモチベーションアップ
赤本ノートでは、最後のページに志望校のプロフィールを記入できます。志望する大学が決まったら、大学名 、学部・学科名 、試験日程 、共通テストの受験科目 といった情報をここに書いておきましょう。勉強の合間に見返すと「絶対に合格するぞ」という気持ちが強くなるはずです。出願締切日などを併せて書いておけば、うっかり忘れることもありません。
おわりに
今回は共通テストに向けて、『赤本ノート』および『赤本ルーズリーフ』を使った勉強法を紹介しました。問題演習で大切なのは、自分の苦手や課題を発見し、それを無くしていくことです。誰にでも苦手な分野はありますが、それをピンポイントで知ることができれば、克服までグッと近づけます。ですからたくさん問題を解き、自己分析をして、最適な対策を見つけてください。そして自分に必要な情報がぎっしりと詰まった、あなただけのノートやルーズリーフを作ってください。
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