愛知県立大学の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

愛知県立大学の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

2025年 03月 10日

傾向と対策(一般選抜前期日程)

2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。

【目次】

【英語】

傾向

※2021~2024年度の分析

読解問題は選択式が中心 外国語学部は自由英作文対策を

出題形式 〔前期日程〕

大問4題出題。例年、最初の読解問題〔1〕〔2〕の2題が全学部共通問題。

合わせて、日本文化・教育福祉・看護学部は〔3〕読解、英作文、文法・語彙問題のいずれかの組み合わせの1題、外国語学部は〔4〕読解、英作文の組み合わせの1題を解答。〔3〕〔4〕は複数のパートで構成されている。

試験時間 90分
解答形式 選択式と記述式。

出題内容

①共通問題:〔1〕〔2〕

  • 読解問題で、選択式が中心(2023・2024年度はすべて選択式)。設問は、内容説明、空所補充、同意表現、内容真偽などで構成されている。

②日本文化・教育福祉・看護学部:〔3〕

  • 2021年度までは、会話文中の和文英訳と、空所補充形式の文法・語彙問題が出題。
  • 2022年度以降は、和文英訳と文法・語彙問題がなくなり、短めの英文2〜3つに関する選択式の読解問題と、自由英作文(50〜75語)が出題。

③外国語学部:〔4〕

  • 選択式による同意表現、内容真偽、内容説明などの読解問題のほかに、自由英作文が出題。
  • 2023年度には、絵を英文で説明する自由英作文が出題された。

難易度

  • 共通問題の2題の読解問題の本文について、内容説明などの設問箇所で使われている単語や構文は標準的なもの。しかし、本文全体の難易度としては、2題中1題は、もう一方に比べるとやや難度が高いと言える。
  • 日本文化・教育福祉・看護学部の英作文問題は、基本的な構文や表現で書けるものがほとんどで、全体的に標準レベル。
  • 外国語学部は、自由英作文もあるため、時間との勝負になるだろう。読解問題に難度の高い単語は少なく、読みやすい英文ではあるが、分量はやや多め。内容真偽の選択肢中にはやや紛らわしいものがあり、注意が必要。

対策

①文法・語彙の習熟度を上げて読解力・英作文の力を身につける

  • 英文を正確に読むためには、文法や語彙の知識を活用することが必要。たとえば、文構造を見極めるには、品詞を意識して、主語、述語、目的語などの意味のまとまりごとに区切りながら読む練習が不可欠。
    • 文脈を手がかりに、知らない単語の意味を推測する力も身につけよう。
  • 単語を覚える際は、意味だけを丸暗記するのではなく、簡単な文や句の形で覚えるようにすれば、文法・語彙問題だけでなく、英作文にも対応することができる。

②書くことに対する抵抗感をなくす

  • 英作文は実際に書いてみないと上達しない。書いたら解答例と読み比べて添削すること。解答例を丸写しするのではなく、自分の解答のどこを直せばよりよくなるかを見定めよう。
  • 日本文化・教育福祉・看護学部受験者は、50〜75語の分量を目安として、文法ミスの少ない、問われている内容に沿った英文を書けるようにしておこう。
  • 外国語学部受験者は、与えられたテーマについて自分の意見を述べる形式の問題を選んで練習するとよい。
    • 試験問題に合わせて120語以上の英文を書くようにすると、より実戦的である。
  • 和文英訳、自由英作文のいずれの場合も以下の点が重要である。
    • 時制、名詞の数、冠詞など基本的な文法事項のミスを防ぐ
    • 動詞や形容詞の語法を正しく習得する(文型、使う前置詞など)
  • 自分では誤りに気づきにくいので、学校や予備校の先生に見てもらうとよい。
  • 入試頻出の重要テーマを集めた参考書を通読し、応用力をつけておけば、本番でどんなテーマが出題されても、冷静に対応できるだろう。

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