
傾向と対策(前期日程)
2023年度までの前期日程の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
読解問題は内容理解中心、英作文は表現力重視
出題形式 | 大問3題。〔1〕〔2〕の読解問題は共通問題。〔3〕の英作文(和文英訳)は学部・学域ごとに2種類に分かれている。 |
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試験時間 | 100分 |
解答形式 | 選択式・記述式(英文和訳・内容説明・英作文など)の併用 |
出題内容
読解問題
- 英文のテーマは社会科学系と自然科学系が各1題となっている。
- 設問は、内容説明、内容真偽、空所補充、英文和訳、語句整序、同意表現。
英作文問題
- 和文英訳が出題されている。
- 日本で刊行されている書籍からの文章を英訳するもの。
難易度
- 長文読解と英作文を合わせて考えると、全体としては、やや難の部類に入ると思われる。2022年度に比して、2023年度は読解の英文量が増えており難度が上がっている。
- 時間配分の目安としては、〔1〕〔2〕が各30〜40分、〔3〕が20〜30分というところだろう。
対策
読解問題
①基本構文の理解が第一、構文関係の参考書を1冊確実に理解しておく
- 基本的なもの、あるいは発展的なものを自分の学力に応じて使用するとよい。
②長文は高校や予備校の授業を活用しよう!
- 理解が不十分なまま英文を読み散らすのではなく、ひとまとまりの英文から文法や単語などを確実に学び取る。
☞オススメ参考書『大学入試 ひと目でわかる英文読解』(教学社)
英文構造の解説が親切な英文解釈の参考書を1冊仕上げておくとよい。
③豊かな語彙力を身につける
- 読んだ英文の語句は確実に理解して暗記すること。
- 語源などの情報にも目を通したり、例文と一緒に覚えるようにし、単に意味を確認するだけで終わらせないようにする。
英作文問題
- 文法項目ごとの基本文例を確実に暗記し、日本語を見れば英語がすぐに思い浮かぶ程度まで自分のものにしておく。
- こなれた日本語をいったん英訳しやすい日本語に置き換える習慣をつけておく。
- できる限り添削指導を受ける。
☞オススメ参考書『体系英作文』(教学社)
※大阪市立大学・大阪府立大学の過去問はもちろん、問題集を使って演習を積む。