名古屋工業大学の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

名古屋工業大学の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

2025年 03月 10日

傾向と対策(一般選抜)

2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。

【目次】

【英語】

傾向

※2022~2024年度の分析

分量は多めで科学的内容の英文が目立つ 計算・グラフ読み取り問題などが特徴的

【前期日程・後期日程】

出題形式 大問5題(〔1〕〜〔4〕が読解問題、〔5〕が英作文問題)。

〔1〕~〔4〕は問題文・設問文とも英文、〔5〕は問題文・設問文とも和文。

試験時間 80分。
解答形式 〔1〕~〔3〕は記号選択式の問題で、マークシート式。〔4〕〔5〕は記述式。

出題内容

①読解問題

  • 様々な生物の生態などの生物分野、人体や健康、医学を題材とした英文がよく出題されている。最新の科学技術も頻出。
    • ソーシャルメディア、音楽、人類史など幅広い人文科学的内容を題材とした英文も見られる。地球温暖化や光害など環境問題に関する内容も多い。
  • 設問は、主題や内容真偽、内容説明、段落整序など、英文内容に関するものが中心で、空所補充も必出。。ほかに同意表現も出題。
  • 例年、簡単な計算問題が出されているのも特徴。英文で示された内容に関する計算問題のほか、グラフ・表の読み取りや作成、論理的考察などの問題が出題されている。

②英作文問題

  • 自分の意見を60〜80語で述べるもので、論理的な文章を書く力が問われる。
  • 文法や語彙の力も試される。

難易度

  • 長文読解問題の読解量は多めであるが、語彙レベルは難解ではなく、全体としては標準的な内容。しかし、試験時間を考えるとやや厳しいといえる。
  • それぞれの読解問題に特徴があり、求められる読み方や得意不得意によって解答に要する時間も違うので、時間配分も含めて慣れが必要。
  • 過去問を利用して全体の出題構成を確認し、英作文を含め、どの問題にどれくらいの時間をかけられるか、目安をつけておくことが大切。

対策

①読解

  • 難しい語が多く含まれる英文より、標準的なレベルの英文を数多く読むこと。
    • 多読によって英語に特有な論理の展開方法に慣れることができれば、より正確に論理の構成をとらえることができるであろう。
  • 過去に出題された英文中の数学・物理学・工学・生物学などの科学分野の用語を確認することはもちろん、環境問題を含む自然科学についての一般的教養など、幅広い知識を身につけておくことも大切。
    • 科学に関連する題材は必出だが、ほかにもさまざまなトピックの英文が取り上げられている。

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②英作文

  • 基本的なパラグラフの構造に従って、論理的で正確な英文を書くことは練習なしには難しい。
    • まずは、書き方の基本を理解するとともに、問題集を利用して、多くの解答例を読んで基本パターンを学び、何度も実際に書いてみることが必要。
  • 文法や語彙を学習する際には、自分でそれらを使用することを意識して取り組むとよい。
    • 最新のテクノロジーについて意見を述べるものが多いため、日頃から身近な技術に関心を持ち、合わせてそれに関わる語彙を学んでおこう。

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③過去問の研究

  • 英文による設問、読解問題における主題、計算問題、英作文問題の意見論述など、特徴的な出題が多い。
    • 赤本で過去問の特徴を確認するとともに、入試直前の時期には実際に試験時間を計って全問に取り組んでみるなどして、時間配分についてもうまく行えるように実戦練習をしておこう。

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