
傾向と対策(一般選抜前期日程)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2021~2024年度の分析
読解・英作文中心の思考力を問う出題 日本語・英語両方の表現力が必要
出題形式 | 〔教員養成課程:前期日程〕
大問4題(読解問題2題、英作文2題)。 2021年度までは、大問5題(読解問題2題、英作文1題、文法・語彙問題1題、読解・英作文問題1題)。 2022年度以降は、文法・語彙問題がなくなった。〔1〕の設問はすべて英語。 |
---|---|
試験時間 | 90分 |
解答形式 | 選択式と記述式。 |
出題内容
①読解問題
- 〔1〕は、2021年度は全問が選択式で、2022年度以降は記述式の設問も出題されている。
- 〔2〕は、日本語25〜80字でまとめる問題が数問含まれているため、特に時間配分に注意が必要。
②英作文
- 〔3〕は、与えられたいくつかの情報を含めて解答を作成する必要がある。語数指定は、50〜70語とあまり長くはない。
- 2021・2022年度は、イラストを読み取り説明する問題。
- 2023年度は、指示に沿うように会話の応答を作成する問題。
- 2024年度は、メールの返信を作成する問題。
- 〔4〕は、2021年度は会話文の空所補充であったが、2022年度以降は英作文が出題されている。解答語数は1カ所につき2〜6語と少ない。
- 2022・2023年度はイラストを読み取って空所を補充する形式の英作文。
- 2024年度はおとぎ話の空所を補充する形式の英作文。
- 2021年度まで出題されていた〔5〕は、グラフを読み取りながら内容を理解し、英語で説明することが求められるもので、設問はすべて英語であった。
難易度
- 全体的に英文は標準レベルの難度。
- 〔2〕の記述量が多いので、ある程度スピードを上げて読解問題に取り組まないと90分の試験時間では解答しきれないだろう。時間配分に注意が必要。
対策
①読解
- 主に〔1〕では速読、〔2〕では精読と日本語表現力が求められる。
- 読むのに時間をかけすぎると他の大問に答える時間が不足してしまう。
- 入試頻出の英文やテーマが掲載された問題集を用いて、長文を読みこなす練習と、英文に書かれていることや理由などをすばやく的確にまとめる練習をしておこう。
☞オススメ参考書『やっておきたい英語長文700』(河合出版)、『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
②英作文
- メール文やイラストの説明など、年度によって異なる種類の英作文が複数の大問で出題されている。
- 日頃からあらゆるタイプの英作文に慣れておくとよい。
- 2021年度まで出題されていた〔5〕のグラフの読み取りに関する英作文では、適切な文法表現を使って指定語数内にまとめることを求められており、特に比較表現を用いることが多かったので、的確に表現できるよう文法知識を理解し練習しておこう。