
傾向と対策(一般選抜前期日程)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2023~2024年度の分析
読解問題と英作文の出題 日本語の記述力も重要!
出題形式 | 大問数4題(読解問題3題、英作文1題)。 |
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試験時間 | 120分。 |
解答形式 | 記述式(特に指示がない場合は日本語で答える)の問題が多く、選択式は比較的少ない。 |
出題内容
①読解問題
- 日本語による内容説明中心の出題。
- 英文は、論説文が主で、内容は教育や言語、医学・心理学的な題材など、幅広く出題されている。
②英作文
- トピックに対する自分の意見を200語以内で述べるもの。
- 2024年度は読解問題の大問でも、30語程度での意見論述や具体的な例文を作る設問が出題されている。
難易度
- 読解問題、英作文とも、基礎・基本がしっかり固められているかが問われる良問といえるだろう。
- 読解問題の英文は、語彙・構文的には標準より難。内容的にも難解。語彙・構文の知識に加えて文脈を適切に理解して解答すべき問題が多くあり、手ごわい出題といえる。さらに、内容の理解に加えて、日本語の記述力が問われる。
- 英作文は、論理性が問われ、内容的にまとまった文章を書く必要があり、受験生にとってはかなりの負担であろう。的を絞った継続的な対策が必要。
- 120分の試験時間では、1題あたり30分が目安となるが、英作文にできるだけ多くの時間を残せるように時間配分したい。
対策
①読解力・記述力の養成
- 読解問題は論説文やエッセーの内容説明などが中心。3題出題され、かなりの量を読まなければならないので、速読力も必要。
- 論説文が主体なので、テーマ別の長文読解問題集でできるだけたくさんの英文を読みこなし、語彙力の充実を図ると同時に、さまざまな分野の話題に触れておこう。
- 未知の単語は意識して暗記し、復習できるようノートにまとめるなどの工夫をしておくこと。その上で市販の単語集などで仕上げをしておけば万全であろう。
- わかりやすい日本語にまとめる記述力の養成も怠ってはならない。
☞オススメ参考書『速読英単語』シリーズ(Z会)、『システム英語長文頻出問題』シリーズ(駿台文庫)
入試頻出の長文が難易度順に配列されており、長文読解のステップアップに適している。
②英文和訳
- 和訳の際は、英文の意味がわかるだけでは不十分で、こなれた、わかりやすい日本語に直す必要がある。
- ふだんから訳文を自分で書く練習をしておく必要がある。頭の中で考えるだけでなく、必ず実際に書いてみること。
☞オススメ参考書『英文読解入門10題ドリル』(駿台文庫)、『入門英文解釈の技術70』(桐原書店)、『基礎英文問題精講』(旺文社)
③英作文:比重が比較的高く、ここで差がつきやすい。
- 分量が200語と多いため、日本語でアウトラインだけを決めたら、後は英語で考えて書いていくことが望ましい。
- 独習が困難な分野なので、添削指導を受けることが最上策である。
☞オススメ参考書『大学入試 英作文実践講義』(研究社)、『基礎英作文問題精講』(旺文社)
解説の丁寧な参考書にじっくり取り組もう。