これまでよく頑張ってきました!
そろそろ、肩の力を抜いてみませんか?
みんな、はじめて。
お父様もお母様も保護者のみなさまも、みんな初めて「親」・「保護者」をやっています。「長男を育てるのは3回目なので、かなり慣れました」というのは、まずありえないケースでしょう。「昔の『受験』を実際に体験している親」は多くても、「いまの『受験』を実際に体験している親」はいないはずです。
お子様も同じです。みんな初めて「子ども」をやっています。「16歳は3回目なので、かなり慣れてきました」というのはありえないわけです。「『昔の受験』を実際に体験している子ども」はいません。「『いまの受験』を実際に体験している子ども」がいるだけです。
保護者のみなさまは、子育てや受験に対してさまざまな悩みを抱えていますよね。でも、みなさまの悩みのスタートは『愛』のはずです。自分の子どもを不幸にしてやろうと思っている親などいるわけがありません。「行きすぎた教育パパ」「行きすぎた教育ママ」などと親の姿勢ばかり否定されることがありますが、スタートは『愛』です。それが間違っているというのはありえません。
ただ、どうしても焦ってしまって、お節介してしまうんです。
ただ、どうしても言い方がキツくなってしまうんです。
ただ、どうしても言い方が嫌味っぽくなってしまうんです。
それでもやっぱり、行き着く先は『わが子の幸せ』のはず。 家族みんな、ハジメテノコトやワカラナイコトだらけ。 だ・か・ら! できなくて当然。わからなくて当然。衝突して当然。
親の私がなんとかしなきゃ!
愛情から自然と湧いてくるこの感情。間違っていません。でも、「プレッシャー」に感じなくてもよいですよ。
お子様が受験に「勝ち」、人生で「成功する」ために親がすべきことは、あるところでグッと『我慢』。あるところでじっくり『対話』。これがコツです。
この本をきっかけに、いったん立ち止まって、 ゆっくりじっくり親子で話し合ってみませんか?
大学受験 1000回面談してわかった 受かる親子の受験サポート
「はじめに」より
定価1,650円(本体価格1,500円)
森千紘
刊行予定日:2024年08月08日
ISBN:978-4-325-26656-3
四六判
目次
はじめに 頑張りすぎているお父様やお母様、保護者のみなさまへ
心構え 親子で自立・自律! それが“ 成功する” 最高の方法!
第1章
「落ちる受験生」の親は調べすぎて自分で勝手に疲弊する。
「受かる受験生」の親は調べずに家族のなかに答えを探す。
第2章
「落ちる受験生」の親は大学受験を成功への切り札と位置づける。
「受かる受験生」の親は大学受験を自立・自律の手段と位置づける。
第3章
「落ちる受験生」の親は「ヨソはヨソ」と言いながら、結局周りと比べる。
「受かる受験生」の親は「ウチはウチ」と思って、子どものやる気を邪魔しない。
第4章
「落ちる受験生」の親は「スマホ、やめなさい!」と言って、自分はヤメナイ。
「受かる受験生」の親は「スマホ、やめなさい!」と言わずに、自分がヤメル。
第5章
「落ちる受験生」の親は自分の経験だけで決めつける。
「受かる受験生」の親は時代の違いを受け入れる。
第6章
「落ちる受験生」の親は子どもの代わりにやってしまう。
「受かる受験生」の親は自分でやらせる。
第7章
「落ちる受験生」の「父」親は任せっきりで、たまに厳しく意見する。
「受かる受験生」の「母」親は抱え込まずに、たまにズルをする。
おわりに
頑張りすぎているお父様やお母様、保護者のみなさまへ。
巻末付録
親子で話し合ってみよう! 志望校&受験校決定シート
会話と行動を変える 発言チェックシート