
傾向と対策(一般選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
読解力重視の出題
出題形式 | 〔前期〕工学部、〔中期〕理学部
大問5題(読解3題、会話文1題、文法・語彙1題)。 |
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試験時間 | 〔前期〕120分、〔中期〕100分。 |
解答形式 | 選択式と記述式の併用。 |
出題内容
①読解問題〔1〕〔2〕〔3〕
- 英文のテーマは、政治や歴史から生物・環境問題まで多様。
- 設問は、記述式の英文和訳と、選択式の内容説明や空所補充、内容真偽、主題などが出題。語句意や同意表現など、語彙力を問うものもよく出題されている。
②会話文問題〔4〕
- 空所補充の形式の出題。
③文法・語彙問題〔5〕
- 例年、両学部とも空所補充であるが、2023年度の工学部では語句整序が出題された。
難易度
- 英文の内容は標準的。両学部とも標準的な読解・会話文および文法・語彙問題になっている。日頃からしっかりと予習・復習をし、単語・イディオム・構文の習得に努めていれば十分対応できるレベル。
- 時間配分としては、工学部では〔1〕〜〔3〕は1題30分程度、〔4〕〔5〕は1題15分程度を目標にすればよいだろう。理学部は、〔1〕〜〔3〕は1題25分程度、〔4〕〔5〕は1題10分程度を目標にすればよいだろう。
対策
①読解力
- 読解力重視の出題なので、長文読解力を養うことを最重要課題として取り組もう。教科書の予習・復習を徹底した上で、長文読解の参考書や問題集にも取り組んでおこう。
- 英文の各段落の要旨を100字程度の日本語でまとめる練習をしておくのも、内容説明や要約などの記述問題への対策として効果がある。
②会話文
- 過去問で会話文問題の形式に慣れておこう。文法的な内容も問われているので、会話文の定型表現に慣れるとともに文法知識にも留意しよう。
③文法・語彙
- 文法は、総合英文法書で知識を固め、頻出問題集1冊を徹底的にやっておけば十分対応できるだろう。
- 語彙は、難しい単語には語注がつけられているが、文中の意味と関係のない辞書的な語注もあるので、前後の文脈から意味を推測することが必要である。
- 日頃から、文中で意味のとれない単語は、たとえ他の意味を知っていたとしてもこまめに辞書を引き、意味がわかったら新出単語として自作の単語帳に書き込み、そのつど覚えるようにしていこう。
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