傾向と対策(前期日程)
2023年度までの前期日程の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
本格的な記述力を問う読解問題
出題形式 | 大問4題(読解2題、英作文問題2題)
※2020年度までは、会話文が出題されていた |
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試験時間 | 120分 |
解答形式 | 記述式を中心に、選択式の問題も出題されている。 |
出題の特徴
読解問題
- 英文の要約で構成される大問が1題と、読解総合問題が1,2題という構成。
- 読解英文のテーマとしては、社会、文化、科学などが多い。
- 設問は、内容説明、箇所指摘、空所補充、表題など。
英作文
- グラフや表を読み取って特徴をまとめる問題が例年出題されている。
※2020年度までは会話文も大問として出題されていたので注意しておきたい。
難易度
- 全体としては標準的な出題といえる。
- 読解・英作文を中心に、主に記述式の出題がなされ、英文の要約力を含めたオーソドックスな英語力が試されている。ただし、言いまわしや論旨の展開面でかなり高度な文章も見られ、単なる英語の学習だけでは理解が難しい場合もあるので注意が必要。
対策
①正確に英文を読む力を身につけることが何よりも大切である。
- ある程度の読解力が身についたら長文の読解に移り、直読直解式に読んで内容をつかむ練習をする。標準レベルのさまざまな分野の英文を正確に、短時間で読み取る訓練をする。
- 平素から指示語が何を指しているか、文の構造がきちんと理解できているかを確認しながら読み進める習慣をつける(指示語や代名詞の内容が問われることも多い)。
- 過去問や問題集を利用して答案を書く練習を積み、その際、書いたものは必ず読み返し、解答例と対照するなどしてわかりやすい日本語になるように工夫しよう。
- 語彙力強化のために日頃の学習で出合う単語を確実に覚えていく。
②要約文や要旨の書き方
◆以下のような要領で段落ごとに読み進めていく
- 段落ごとに重要だと思う部分(キーワード)に下線を施し、重要度に応じて下線に一重・二重等の区別をつける(できればキーワードを問題の余白にメモ書きしておく)
- 各段落の下線部分(あるいはメモ書き)を適切な接続詞でつないでいく。その際「同じ内容を何度も繰り返さない」「字数制限を守る」ことに注意する。
③英作文の書き方
- 英作文の基礎は、重要例文を記憶し、語彙を定着させ、基本文法の誤りをなくすこと。
- 意見論述の場合は、試験場で初見のテーマについて自分の意見を述べなければならず、発想力も重要となる。
- 確実な発想法として、「二項対立(善悪、正邪、プラスとマイナス、陰と陽など)」の視点の取り方を身につけておくと、さまざまな場面で応用が利く。