
傾向と対策
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2023~2024年度の分析
正確な読みと解釈力が求められる 的確な英語表現力も必要
出題形式 | 大問 5 題(読解問題 3 題、文法・語彙問題 1 題、英作文問題 1 題)
※数理科学科は読解問題 3 題のみ(共通問題) |
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試験時間 | 90 分
※数理科学科は 60 分 |
解答形式 | マークシート法と記述式の併用で、設問の指示はすべて英語
※数理科学科はすべてマークシート法 |
出題内容
①読解問題
- 例年、 両日程とも出題内容はほぼ同じである。
- 〔 1 〕と〔 2 〕は約 450〜700 語で主に内容説明と主題を問う問題。
- 〔 3 〕は 4 択の空所補充 10 問。適切な動詞・形容詞・前置詞などを入れる。
②文法・語彙問題
- ある人物に関する説明文を読んで、それに関係する会話文中の空所を、指定された頭文字から始まる 1 語で補う問題。
③英作文
- 50 語以内の英作文。
- 2023・2024 年度はグラフを読み取り、その要約をして関連する事柄を比較する形式。
難易度
①読解問題
- 語彙、構文、内容など標準的で比較的読みやすい。
- 小説が題材の場合は、話の展開や登場人物の心情を理解するのが難しい。
- 設問も全体としては標準的で答えやすい。
- 記述式の空所補充問題も、基本的な文法の知識と語彙力で対応できる。
②英作文
- グラフの特徴を英語で表現するのに慣れていないと難しい。
③全体
- 試験時間に比して問題量が多めなので、ある程度のスピードで進めないと全問解答できなくなる恐れがある。
- 自分なりのバランスを考え、時間配分を工夫しよう。
対策
①教科書レベルの知識を確実に身につける
- 学校の授業を中心に偏りなく丁寧な学習を積んで、文法力も標準的な力を確実に身につけておく。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
- 読解の学習時には品詞や修飾・被修飾関係を意識し、文構造を正しく把握する訓練を意識的に積むこと。
② 根拠を明確にする習慣をつける
- 長文読解に付される設問は標準的な難易度。
- 文中に解答の根拠が明確に存在する。
- 普段から長文読解のみならずすべての設問において、解答の根拠を明確にする作業を習慣化しておく。
③ 過去問演習を積む
- 正確性とスピードの両立が求められている。
- 設問は特徴的な問題が出されているため、過去問演習で形式や問題量に慣れておく。
- 両日程とも同じ出題形式なので、志望学科ではない日程の過去問も必ず演習しよう。
④記述問題の対策を積む
- 文法・語彙問題の空所補充は、説明文の表現を利用できることもあるので、演習を重ねてコツをつかんでおきたい。
- 英作文は解答をコンパクトにまとめる練習が必要。
- グラフの描写に使う表現などは意識して覚えておく。
- 積極的に先生に自分の答案を添削してもらうよう心がけよう。