
傾向と対策(一般選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
ウエートの高い読解問題に注意
出題形式 | 大問数7題(読解問題3題、文法・語彙問題2題、会話文問題1題、英作文問題1題)。 |
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試験時間 | 90分 |
解答形式 | マークシート方式と記述法の併用で、マークシート方式の出題が過半数を占める。記述法では英文和訳、内容説明、和文英訳など。 |
出題内容
①読解問題〔1〕〔2〕〔3〕
- 例年、〔1〕〜〔3〕は、読解問題で、2024年度は〔1〕〔2〕がそれぞれ約700語、〔3〕が約270語。
- 〔1〕〔2〕の設問は、下線部の同意表現や意味内容を選択する問題のほか、空所補充、語句整序、内容説明、内容真偽などが出題されている。さらに、記述問題として、字数制限のある英文和訳など、総合的な英語力を試す出題。
- 〔3〕は、4択の空所補充問題。
②文法・語彙問題〔4〕〔5〕
- 〔4〕は、空所補充による短文の完成問題。
- 〔5〕は、誤り指摘問題が出題。
③会話文問題〔6〕
- 〔6〕は、A・B二者の会話の一方の空所に当てはまる選択肢を選んで会話文を完成させる空所補充問題。
④英作文問題〔7〕
- 〔7〕は、空所補充形式の和文英訳問題が出題。
難易度
- 読解問題の英文の内容は比較的理解しやすいものであり、設問箇所もそれほど難解なものはなく、標準的である。
- 文法・語彙、会話文、英作文問題も標準的な問題。
- 時間配分は、〔1〕〔2〕は各25〜30分、〔3〕は10分、〔4〕〜〔7〕は各5〜7分かけて解くことが想定される。
対策
①読解問題
- 下線部の意味と同意の表現や下線部が指す内容を選択したり、本文中から同意の語を探すという設問が多い。こうした問題は、下線部にある単語・構文の意味がわかれば解ける場合もある一方、前後2、3行に根拠を求めて解く必要がある場合もある。
- カギとなるのは「1文ごとの正確な読解」である。こうした点を強く意識して、精読をおろそかにしない勉強をすることが、合格のためには不可欠。
- 読解問題の形式は、過去数年間を通じてほぼ一貫しており、また全学部で出題形式が非常に似通っているので、赤本に加えて、他学部の過去問もあわせて解いておくことが効果的。
☞オススメ参考書『英語長文 出題パターン演習2(標準~やや難)』(河合出版)、『大学入試 全レベル問題集 英語長文4私大上位レベル』(旺文社)、『GMARCH&関関同立の英語』(日栄社)
②文法・語彙問題
- ここ数年は空所補充問題1題と誤り指摘問題1題が出題されている。
- 空所補充問題は、慣用表現や熟語・構文の知識などが求められている。
- 誤り指摘問題は、幅広く文法の力をみる内容となっている。
- 基本を重視した参考書・問題集にじっくりと取り組み、文法力の充実を図ろう。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)、『基礎英文法問題精講』(旺文社)、『UPGRADE 英文法・語法問題』(数研出版)
③会話文問題
- 語句や応答文の空所補充による会話文の完成問題が出題されており、状況を的確に判断する能力が求められている。
- 参考書の会話表現を集めた部分などを十分にチェックしておこう。
④英作文問題
- 基本的な文法・語法の知識で解ける問題が多いので、文法・語彙問題の対策が役に立つであろう。また、語彙も基本的なものが多いので、つづりのミスをしないように気をつけよう。
- 基礎的な問題集に取り組むことで、必要となる考え方を身につけることができるだろう。
☞オススメ参考書『はじめる編 英作文のトレーニング』(Z会)