
傾向と対策(一般選抜全学部統一日程選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
多様な出題形式で、英語の総合力をみる 基本的な語彙力・文法力を特に重視!
出題形式 | 例年、大問10題であったが、2023年度は文法・語彙の問題が1題減って大
問9題となり、2024年度も2023年度の形式を踏襲している。小問総数は 変わらず50問。読解、会話文、文法・語彙、発音と、内容豊富な形式。 |
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試験時間 | 60分 |
解答形式 | 全問マークセンス方式 |
出題内容
①読解問題
- 読解問題は3題あり、うち1題は広告や資料などを読んで答えるものとなっている。
- 英語による内容説明、段落の主題、空所補充、内容真偽などを含む設問がそれぞれ5問出題。空所補充は主に単語や短い句を入れるもので、内容真偽は真あるいは偽となる記述を選ぶもの。
②会話文問題
- 基本的な口語表現の知識と会話の流れをつかむ力を試すものとなっている。
③文法・語彙問題
- 短文の空所補充、語句整序、定義に当てはまる語など、多彩な形式で問われている。2022年度までは同意表現についても出題されていた。
④発音問題
- アクセントの位置が異なる語を選ぶ問題。
難易度
- 全体としては標準レベル。問題は基本的な内容を問うものが中心となっている。
- 60分という試験時間に対して多くの設問に答えなければならないので、スピーディーに問題を処理する能力が必要。
- 特に、読解問題では素早く正確に読む速読力が必要とされる。読解3題におそらく20〜30分はかかるだろう。あとの問題は、どれも標準的な問題であるので、残り30分程度で素早く解答したい。
対策
①読解力の養成
- 基本となる語彙力・文法力の基礎を固めた上で300語程度の英文をたくさん読み、内容説明や内容真偽を中心とした問題に当たり、練習を重ねておこう。
- その際、一定の時間内で問題が解けるように日頃から訓練することが大切であり、そのためには、段落単位で内容を把握し、設問との対応箇所を素早く発見できるような練習をしておこう。
☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
②語彙力・文法力の養成
- 語彙力は、英文を読む上で重要な要素である。特に語彙に関する問題が多くみられるので、しっかり増強しておこう。
- 単語だけでなく熟語も頻繁に問われるので、市販の単語集・熟語集を利用した十分な対策が必要である。
- その際、発音やアクセントにも気を配っておくと、発音・アクセント問題の対策としても有効。
- 文法に関しては基本的な項目が問われているので、取りこぼしは許されない。文法項目を単元別に整理し、市販の問題集などを使って十分演習を重ね、確実な実力を養成しておくこと。
☞オススメ参考書
【語彙力】『風呂で覚える英単語』『風呂で覚える英熟語』(ともに教学社)、『速読英単語 必修編』『速読英熟語』(ともにZ会)、『英語の発音・アクセント総仕上げ』(駿台文庫)
【文法力】『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)、『英文法・語法 Vintage』(いいずな書店)
③過去問の徹底研究
- 類似した内容が出題される傾向があるので、赤本を十分に活用し、徹底した過去問演習をしておこう。その際に時間配分をあらかじめ考え、制限時間内に解くという実戦練習も忘れずにしておくこと。
- 復習の段階で知らなかった文法項目、単語、イディオムなどをチェックしておこう。
- 一般選抜T方式・S方式のグローバル・メディア・スタディーズ学部以外の学部の出題内容が全学部統一日程と類似しているので、こちらの過去問も解いておきたい。