成蹊大学(E方式・G方式・P方式)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

成蹊大学(E方式・G方式・P方式)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

2025年 03月 09日

傾向と対策(一般選抜)

2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。

【目次】

【英語】

傾向

※2021~2024年度の分析

大量の英文をスピーディーに読み解く力が必要 文法力を土台にして読解力を伸ばそう!

出題形式 大問5題(読解問題4題、会話文問題1題)。

2022年度までは、大問6題(読解問題5題、会話文問題1題)。

試験時間 90分
解答形式 すべてマークシート方式。

出題内容

①長文読解問題

  • 読解問題のテーマは、論理展開の明快な内容のものが多いが、短編小説、またはエッセーが出題されることもある。
  • 読解問題の英文量は、設問も含めるとかなりの量であり、ある程度の速さで、しかも設問に沿った形で内容を押さえながら読むという、速読力と読解力が求められる。
    • 設問はおおむね素直な問題が多く、英文全体の論旨を押さえながら読むことが大切。
    • 内容説明や内容真偽はもちろんのことだが、空所補充の問題でも、定型表現の空所を埋めるというよりは、むしろ内容をどれだけ把握しているかを問うものが多い。

②会話文問題

  • 2022年度までは1対1の対話形式で出題され、対話を成立させる表現を選ぶ空所補充問題。
  • 2023年度は4人、2024年度は3人の話者によるまとまった内容の文章となり、設問では空所補充問題に加えて、内容について問う問題も出題された。
  • 特別な口語表現が問われることは少ないが、会話の状況を把握できるかどうかがポイント。

難易度

  • 難易度は、例年ほぼ一定で、標準的。
  • 試験時間90分に対して英文量が多く、文脈をしっかり押さえる必要がある設問が多いので、大量の英文を読むことにより、実戦的な読解力を養うようにしよう。

対策

①長文読解力の養成

  • 長文読解問題の占める割合が非常に大きく、読解力の養成は必須。
    • 速いスピードで英文を読み、内容を把握し、臨機応変に問題に答えるためには、標準的な単語や熟語を知っていることはもちろんだが、英文の論旨に着目し、文脈を正確に押さえながら読むことが大切。
    • 単語の意味が理解できなくても、前後の文脈から判断したり、消去法で答えを見つけ出したりして、粘り強く英文を読むことを心がけよう。

☞オススメ参考書『英語長文レベル別問題集』(ナガセ)

 数多くの長文問題を解いて、英文を読む訓練をしておこう。

②文法・語彙・語法

  • 独立した大問として直接に問われることは近年ないが、文法・語彙・語法は英文解釈の基盤。不得意分野を残さないよう文法参考書で繰り返し学習し、問題集を活用して知識の定着を図ろう。
  • 単語や熟語の勉強を通しても、文法への理解を深めておこう。

☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)

③過去問の活用

  • 赤本を活用して、出題形式やレベル、時間配分などを確認しておこう。
  • 全訳を参考に英文の意味を確認し、語彙感覚を高めることが重要。過去の問題に積極的に取り組み、実力を伸ばすことを心がけよう。

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