
傾向と対策(一般選抜試験)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
長文読解問題を中心に多方面から英語力を試される
出題形式 | 大問4題(長文読解問題、会話文問題、文法・語彙問題)。2022年度までは5題、年度によって出題内容の割合が異なっている。 |
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試験時間 | 60分 |
解答形式 | 全問マークシート法。 |
出題内容
①長文読解問題
- 空所補充、同意表現、内容真偽、内容説明を中心に出題。
- 例年、医療を含む自然科学系の話題が多い。
②会話文問題
- 2024年度は、内容説明に加えて、語句整序の形式で質問文を完成する問題、複数の人物のプロフィールが与えられた上でその質問文と対応する回答者を選ぶ問題が出題されている。
③文法・語彙問題
- 空所補充や語句整序の形式で問われている。
- 2023年度は出題されていない。
難易度
- おおむね標準的なレベルであるが、やや難の問題が含まれることもある。
- 英問英答による内容説明や内容真偽の問題は、かなりの読解力が要求される。
- 60分という試験時間では余裕はあまりないであろう。
対策
①読解問題も文法・語彙問題も、語彙力が要求される。
- 特殊な単語には語注がついているので、特に暗記する必要はないが、一般に入試で要求される単語はしっかり覚えておくこと。
- 標準的な単語帳で地道に覚えていくのが早道。
②文法力をつける
- 文法・語彙問題での空所補充や語句整序はおおむね標準的であるが、難しいものも含まれる。
- 文法問題集を1冊、繰り返しあたっておけば、自信がつくだろう。
- 語句整序対策として、例文暗記、過去問演習にも力を入れておこう。
- 易しいものでよいので、例文集(100〜200例文程度のもの)を暗記し、そのうえで語句整序問題にあたっていけば、格段に実力がついてくるだろう。
- 2023年度は文法・語彙問題が大問としては出題されなかったが、読解問題の中では問われるので、対策はしっかりしておこう。
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③会話表現
- 会話文問題は難しくはないが、会話独特の言い回しはよく覚えておく必要がある。
- 与えられた情報を正しく読み取り、文脈に合わせて解答しなければならないが、難易度は標準的なので見た目に惑わされないで対応できる実力を身につけておこう。
- 2024年度には、会話文の体裁をとりながらも、その中で語句整序の形式により質問文を完成することを求めるなど、例年工夫を凝らした出題が行われている。
④徹底的な読解訓練を
- 北里大学の他学部も含めた過去問などにあたって練習しておこう。
- 自然科学をテーマにした英文からの出題が多いので、幅広い知識を身につけるために、日本語の科学系教養書を読んでおくとよい。
- 話題になったものに関連したことが取り上げられる傾向もあるので、新聞の医療やサイエンス関連の記事なども読むことをすすめたい。