順天堂大学(スポーツ健康科学部・医療看護学部・保健看護学部・国際教養学部・保健医療学部・医療科学部・健康データサイエンス学部・薬学部)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

順天堂大学(スポーツ健康科学部・医療看護学部・保健看護学部・国際教養学部・保健医療学部・医療科学部・健康データサイエンス学部・薬学部)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

2025年 03月 06日

傾向と対策(一般選抜)

2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。

【目次】

【英語】

傾向

※2023~2024年度の分析

長文読解問題を中心としたオーソドックスな構成 国際教養学部は日程によっては要約・英作文力を

出題形式 〔一般選抜A日程・B日程〕

大問4題(文法・語彙問題2題、会話文問題1題、長文読解問題1題)。

〔中期・後期〈国際教養学部〉〕

マークシート方式の問題5題(会話文問題1題、読解問題4題)、2023年度は7題(会話文問題1題、読解問題6題)と、記述式の「英作文・要約」1題が出題。

試験時間 〔一般選抜A日程・B日程〕60分

〔中期・後期〈国際教養学部〉〕マークシート方式の問題と記述式の「英作文・要約」各80分。

解答形式 〔一般選抜A日程・B日程〕全問マークシート方式。

〔中期・後期〈国際教養学部〉〕マークシート方式の問題と「英作文・要約」が記述式。

出題内容

①一般選抜A日程・B日程:日程ごとの大きな差は見られない。

  • 文法・語彙問題は、空所補充、誤り指摘各1題の出題。
  • 会話文問題と読解問題では空所補充、同意表現、内容説明や内容真偽などが出題。
  • 読解問題のテーマは、身近な問題を論じた理解しやすい内容。

②一般選抜中期・後期〈国際教養学部〉

  • マークシート方式問題は、全て適切な答えを4つの選択肢から選ぶ形式。
  • 会話文問題は、空所1つを含む短い会話がいくつか出されているが、内容は全て2人の学生、あるいは学生と教授によるもの。
  • 読解問題は中期・後期ともに、文法・語法の知識を問う側面の強い問題と内容理解を問う側面の強い問題に分かれている。
  • 記述式の「英作文・要約」は、中期・後期ともに、500~650語程度の英文を400字程度の日本語で要約させ、文章と関連したテーマについて150語程度の英語で自分の考えや本文内容をまとめつつ自分の経験を書くことを求めるものである。

難易度

  • A日程・B日程は、文法・語彙問題や会話文問題は高校での学習内容に配慮した標準的な問題。読解問題も標準的な英文が用いられている。
  • 中期・後期〈国際教養学部〉は、マークシート方式問題・記述式問題ともに、高校での学習内容に配慮した標準的な英文が用いられており、設問も標準的。
    • ただし、記述式問題は要約・英作文ともに書かなければならない分量が非常に多いため、時間配分に気をつけなければならない。意見論述などの英作文に30分程度を確保できるように取り組もう。

対策

①読解力を養おう

  • 学校での授業を大切にし、予習と復習を習慣にすること。
    • その際に、必ず新出単語と熟語をノートに書き出し、例文などをあわせてまとめておくこと。
  • 英文は繰り返して読むことを原則にしよう。音読するとさらによい。

☞オススメ参考書『入門 英語長文問題精講』や『基礎 英語長文問題精講』(いずれも旺文社)

 標準レベルの長文問題集を利用し、速読力と精読力両方の向上に努めよう。

②文法・語彙力も必須

  • 授業を中心に文法の予習・復習を習慣化すること。
    • その際に、標準的な熟語・英文法の頻出問題集を手元におき、具体的な出題形式に習熟しておくこと。

③会話文の習得

  • 会話文問題は標準的な問題が出題されているので、学校の授業を大切にすれば十分である。
    • テレビ・ラジオの英会話講座などを活用すれば楽しんで学習できる。

④国際教養学部

  • 要約問題・英作文問題ともに、本文のトピックに関わる基礎知識の有無が大きく影響する。
    • 学校でテーマ別読解演習の問題集を用いた授業があれば、しっかりと復習し各章のトピックに関する知識を広げ、そのトピックに必須の語彙に慣れておこう。
  • 要約問題の本文の語数は、500〜650語程度である。本文を全訳すると、およそ200〜1600字あまりになる。求められている字数が400字程度なら、ざっと3分の1から4分の1の字数への要約となる。
    • まず、通し読みをしながら各段落のテーマを箇条書きに書き出すとよい。また、その際に、テーマとなる文、要約の際にサポートセンテンスとして使えそうな文をマークしておく。
    • 次に、やや時間をかけてもう一度読み、箇条書きにしたテーマをふくらませて書いていくとよいだろう。
  • 英作文は、求められている語数が150語程度なので、本文のおよそ3分の1から4分の1の長さとなる。「本文に書かれていること以外で」例を示したり、自分の考えを述べたりすることが要求されるので、難度が高い。
    • テーマに関わる基礎知識の有無が大きく影響するので、英語の学習だけでなく、普段からニュースや新聞などで、いろいろなトピックに触れておくことが重要になってくる。

☞オススメ参考書『大学入試 すぐ書ける自由英作文』(教学社)

 意見論述やテーマ英作文に必要な構成を学ぶことも大切である。

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