
傾向と対策(給費生試験)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2023~2024年度の分析
長文読解問題中心にバランスのとれた出題 文法・語彙力にも重点
出題形式 | 大問3題(読解問題、会話文問題、文法・語彙問題が各1題)。
外国語学部と国際日本学部国際文化交流学科のみ大問4題(先の3題に加えて、読解問題1題が課されている)。 |
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試験時間 | 70分 |
解答形式 | 全問マークセンス方式。 |
出題内容
①読解問題
- 比較的長い英文を読んで設問に答えるもの。
- 設問は、同意表現と内容説明。同意表現では語彙力だけでなく、読解力や文法力も試されるものがある。内容説明は英問英答形式。
②文法・語彙問題
- 例年、空所補充での出題。
③会話文問題
- 例年、空所補充の出題のみ。短い応答文の空所に合うものを選ぶ問題もあれば、長めの会話文の空所に合うものを選ぶ問題もある。
難易度
- 全体としては、標準的で受験生の総合力が問われる良問。
- 読解問題は標準レベルで、読解問題対策を問題集などでしっかりやっていれば十分解答できるだろう。
- 文法・語彙問題は、基本〜標準レベル中心なので高得点をねらいたい。
- 会話文問題は、さまざまな場面での会話の前後関係をしっかり把握できるかどうかが問われる。
- 外国語学部、国際日本学部国際文化交流学科は長文2題を含む大問4題を70分で処理するために、〔2〕〔3〕をあわせて30分以内(できれば20分くらい)で解けるようにしておきたい。
対策
①読解問題:設問数が多いので、時間配分にも注意しよう。
- 長文の語彙はおおむね標準的なので、標準レベルの単語帳を1冊きちんとやっておけば対応できるだろう。
- 長文読解の問題集などで出合った単語・熟語などもそのつど辞書などで確認しながら自分のものにしていくとよい。文法や構文も標準的なので、標準レベルの参考書・問題集で演習しておけば対応できる。
- 同意表現は、それほど難解なものはないが、品詞などにも注意し、正確な意味を押さえて答えなければならない。前後関係から下線部の意味を確認することも重要であるので、長文読解の練習をするときは普段から文脈を意識しながら読む習慣を身につけよう。
- 内容説明は、先に設問を読んでから長文を読み込むというのもひとつの方法である。
- 正解を導き出すのに、本文の該当箇所を正しくとらえることを心掛けよう。
②文法・語彙問題
- 文法・語法の頻出問題を集めた標準的な問題集で演習しておこう。
- 1冊の問題集を最初から最後まで通して2、3回繰り返し演習すれば力がつく。
- 基礎をしっかりマスターした上で、類似した形式の問題に当たり、数をこなすだけでなく、1文1文について文法・語彙などをしっかり考えることが大切。
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③会話文問題
- さまざまな場面の会話の流れをすばやく把握できるようにしておこう。
- 会話特有の表現はあまり問われていないが、応答の基本やよくある会話のパターンはきちんと押さえておく必要がある。
- 長文読解問題とは違う感覚がある程度必要なので、神奈川大学の一般入試の過去問や会話表現の問題集で、似たような問題をたくさん解いてみるのが一番よい対策となる。
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