成蹊大学(理工学部-A方式)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

成蹊大学(理工学部-A方式)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

2025年 03月 09日

傾向と対策(一般選抜)

2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。

【目次】

【英語】

傾向

※2022~2024年度の分析

標準的な知識と正確な読解力が要求される

出題形式 2023年度までは、大問4題(読解問題3題、文法・語彙問題1題)。

2024年度は、大問3題(読解問題3題)、これまであった文法・語彙問題は大問の一部に組み込まれた。

試験時間 60分
解答形式 記述式と選択式(マークシート方式採用)の併用。

出題内容

  • 2024年度で、読解問題3題のみになるという構成の変更はあったものの、出題形式や問われる内容にはさほど大きな変化はなかった。
  • これまで読解問題は、理工学部だけに自然科学系の英文が多かったが、2024年度は〔2〕において理科系の英文が出題されたのみで、残りは経済評論と物語からの出題であった。
  • 設問は、例年通り、文法や語彙の知識が問われる空所補充問題から、語句整序、内容説明、内容真偽まで幅広く出題されている。
  • 2024年度は英文和訳・和文英訳といった形式の出題はなかったが、2023年度同様、マス目の文字数以内の日本語で内容を説明する問題が複数出題された。

難易度

  • 標準的な知識と正確な読解力があれば十分に正解でき、英語力が正しく得点に反映されるという点で良問。
  • 60分という短い時間で長文3題を読み切り正答しなければならないため、いかに正確に素早く英文を読み進め、問題を処理していけるかが鍵となってくる。

対策

①読解力の養成

  • ある程度の速さで英文を読んで、大意を把握する訓練が必要である。
    • トピックセンテンスやサポートセンテンスを押さえながら、段落の大意と内容のつながりを読み取る、パラグラフリーディングの手法を身につけよう。
  • 論説文では、指示内容や接続詞などに注意して、論旨の展開を押さえよう。内容説明や内容真偽の問題になると大意把握だけではなく、細部の理解が求められる。
    • 結局は、一文一文を正しく理解する精読と概要把握に役立つパラグラフリーディングの双方の練習がバランス良く必要になってくる。
  • 出題されている英文をみると、比較的話題になっている内容が多い。背景知識があれば英文を読む上で多少は有利になる。
    • 新聞や新書などに目を通し、世間で取り上げられている話題、特に理系の話題には関心をもつようにしよう。

☞オススメ参考書

  • 読解に役立つ英文法の知識を定着させたいのであれば『大学入試 世界一わかりやすい 英文読解の特別講座』(KADOKAWA)
  • 頻出構文をしっかり身につけたいのであれば『リンケージ英語構文100』(旺文社)
  • 文章構造の解説が丁寧な問題集での演習『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)

②語彙力の養成

  • 市販の単語集などを用いて、入試で頻出の語句はしっかり押さえておこう。
    • 読解問題中の空所補充問題は、短文の完成形式の文法・語彙問題と同様の解法が使えることが多いので、文中での語句の意味や語と語の結びつき、前置詞を含んだイディオムに注目しながら語彙力をつけておくとよい。
    • 同意表現の問題に対応できるように、単語・熟語を覚えるときには、同意表現をあわせて覚えていくようにしよう。
  • 英文を訳すときには、辞書に書かれている訳語をそのままあてはめるのではなく、本文の意味内容をふまえて、文脈に合った訳語をみつけるようにすると、読解に役立つ語彙力が養成できる。
    • 辞書などから、短い例文を抜き出して書くなど、例文を通して語句を覚える習慣をつけておこう。

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