
傾向と対策(文系・理系学部統一選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2023~2024年度の分析
多様な出題形式 読解、文法・語彙の基礎力を問う問題
出題形式 | 大問数6題(読解問題1題、文法・語彙問題4題、会話文問題1題)。 |
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試験時間 | 70分 |
解答形式 | 全問マークシート法による選択式。 |
出題内容
①長文読解問題
- 英文は、身近な話題で、難解な内容のものはなく、比較的読みやすいものである。
②文法・語彙問題
- 多様な形式で出題されており、基本的な文法力や語彙力を問う設問が中心。
③会話文問題
- きまり文句の知識を問うのではなく、前後の流れや場面の理解を問う問題で、流れに合う文を補充するものである。
難易度
- ほとんどの問題が、受験生の基本的な知識を多角的にみようとするものである。
- 長文読解問題は、分量・内容ともに標準的。
- 文法・語彙問題、会話文問題は、標準レベル。
- 試験時間のわりに設問量が多いので、迅速な問題処理が必要だろう。
対策
①読解問題
- 読解英文は標準的な内容・レベルなので、教科書の内容を中心に取り組むのがよい。
- まず、文法・語彙などの基礎的な力を定着させよう。
- 次に、多くの標準レベルの英文に接して、構文を正確に把握する力を養うとよい。
- 出題される英文のレベル・設問は標準的であるが、試験時間のわりに設問量が多いことを考えると、精読の力とともに速読の力が要求される。
- 授業の予習・復習を通して基礎的な精読力をつけた後、長文読解問題集などで英文に慣れ、速読力をつけるとよい。
- 長文を読む際には、最初に1回速読して大雑把に内容を把握し、次に段落ごとに単語・熟語・構文などを調べながら精読をしていく習慣をつけるとよい。
- 各段落の論旨、段落間の関係・展開もメモしておくようにしよう。
- 日頃から新聞やテレビなどで最近の話題に通じておけば、一般常識が強化され、英文のテーマを理解する一助となるだろう。
☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)や『やっておきたい長文300』(河合出版)
②文法・語彙問題
- 空所補充、誤り指摘は、文法事項の基本的な重要ポイントが出題されている。また、語句整序は、無生物主語や関係詞など、文法の重要構文がポイントとなる問題が多い。
- 頻出事項が中心なので、基本的な学習内容を定着させよう。頻出のポイントを押さえた問題集・参考書を何回も繰り返してやっておくこと。
- 語彙力養成は空所補充や同意表現の熟語に対応するためにも不可欠なので、早い時期から少しずつ着実に覚えていく必要がある。
- 市販の単語集で受験レベルの単語・熟語を押さえておこう。自分で単語帳を作り、新出単語を整理して覚えるのも一つの方法である。
- 派生語、同意語、反意語などを同時に覚えると語彙力は倍増する。特に、同意表現は、基本動詞の群動詞がよく出題されているので、その意味を覚えるとともに1語で言い換えられるようにしておこう。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)、『Next Stage 英文法・語法』(桐原書店)、『英単語ターゲット1900』(旺文社)
③会話文
- 会話文問題は、空所補充の形式で出題されており、まず、会話の流れをつかむことが大切である。
- 設問は、質問・応答部分を中心に出題されるので、特に依頼・勧誘・承諾・同意・拒否などの慣用的表現がどのような場面で使われるかを理解したうえで覚えておこう。