
傾向と対策(一般選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2020~2024年度の分析
理系、医療系の長文に注意! 読解力を中心に多角的に英語力を問う
出題形式 | 例年、大問5題(読解問題が2題、文法・語彙問題が2題、会話文問題が1題)。 |
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試験時間 | 60分 |
解答形式 | 全問マークシート方式。 |
出題内容
①読解問題
- 英文は、理系の内容であることが多く、医療系のものや環境問題にからめたものも出されている。
- 1題は、設問も英文で、内容説明、空所補充が出題されることが多い。もう1題は、例年、短めの英文の空所補充。
②文法・語彙問題
- 語句整序問題は、7つの連続した空所を埋めるもの。2021年度までは和文なしのものであったが、2022〜2024年度は和文がついた出題となった。
- 2020〜2022年度は正文指摘問題が出題されていたが、2023・2024年度は空所補充による短文の完成問題であった。
③会話文問題
- 内容理解に関する設問が出題。
難易度
- おおむね標準的。
- 正文指摘問題は、さほど難しい文法的知識が要求されるわけではないが、気がつきにくい落し穴があるので注意力が問われる。
- 語句整序問題は、かなりの実力が要求される。
- 会話文問題は、易しい。
- さまざまな問題形式を通じて英語の運用力が問われているといえる。試験時間内にすべての設問に当たれるように、バランスよく時間配分して取り組むことが大切である。
対策
①読解力をつける
- 読解問題は主に内容把握に関する問題が中心。
- 標準的なレベルの長文問題集を用いて、本文と選択肢の一致・不一致の判断を的確にかつ素早くできる読解力を養っておこう。
- 医療系のテーマの英文に慣れておこう。
- 医療・医学や薬学に関する背景知識を得ておくと、読解の手助けとなる。
- 会話文問題も読解的要素が強いものなので、文脈にそって問題を解く練習をしておこう。
- 日常的な会話表現を押さえておくことも大切
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②文法力をつける
- 平易なレベルでよいので文法書と文法問題集を併用し、各々の文法項目をまんべんなく確認し、苦手な項目のないようにしておこう。
- 基本的な問題が多い分、ケアレスミスや基本的な文法項目の見落しをするとダメージは大きい。多くの基本例文を暗記するのが効果的。
- 語句整序形式の英作文問題を数多く解く訓練をすると、実戦力も身につく。
③語彙力をつける:頻出の語句はしっかり押さえておくこと。
- 空所補充形式の語彙問題は、文中での語句の意味、語と語の結びつきを通して語彙力をつけておくとよい。
- 単語や熟語はできるだけ同意表現とあわせて覚えておくように心がけよう。
- 辞書などから短い例文を抜き出し、必ず例文とともに語句を覚える習慣をつけておこう。
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