北里大学(未来工学部・獣医学部・海洋生命科学部)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

北里大学(未来工学部・獣医学部・海洋生命科学部)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

2025年 03月 06日

傾向と対策(一般選抜・共通テストプラス選抜)

2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。

【目次】

【英語】

傾向

※2020~2024年度の分析

総合的な英語力が試される

出題形式 2024年度は、大問5題(読解問題2題、文法・語彙問題2題、会話文問題1題)、解答個数40個。

2021年度までは、大問4題で読解問題が2題、文法・語彙問題、会話文問題が各1題の構成が続いていたが、2022年度から、大問数、出題内容の割合等変動が続いている。

試験時間 60分
解答形式 全問マークシート法。

出題内容

①読解問題

  • 〔1〕の読解問題の英文は例年やや長めである。現代的関心に根ざしたテーマや学部的特性に合致した自然科学系のテーマがよく取り上げられている。
  • 設問は、空所補充、同意表現、内容説明、主題、要約など多様。

②文法・語彙問題

  • 2021年度まではオーソドックスな空所補充が続いていたが、2022年度は空所補充に加えて、語句整序と、英語の説明文に一致する動物名を選ぶ問題が出題された。
  • 2023年度は、大問での出題はなかった。
  • 2024年度は、空所補充と語句整序が各1題の大問2題が出題された。

③会話文問題

  • 会話文のテーマは幅広く出題されている。
  • 2023年度以降は日常会話にかなり近く、2024年度も口語的な言い回しの多さが目立った。

難易度

  • 例年、読解問題の長文は、社会的または科学的なテーマのやや硬質な英文であることが多い。語彙レベルも高めで、理系の入試問題としてはやや難の部類に入るだろう。
  • 設問の種類が多様で、本文以外の問題文や選択肢の分量が多く、全問解答するにはすばやく正確な処理が必須である。

対策

①語彙力をつける

  • 文法・語彙問題は、出題形式に変動が続くものの基本的な語彙力を重視する傾向は変わっていない。
    • まずは入試レベルの標準的な単語・熟語を地道に覚えること。その上で、医療・薬剤・生物・環境などに関わる単語に注意を払っておこう。
    • 語の品詞を正しく把握しているかを問う設問がよく出題されているので、単語学習の際には語尾変化などにも注目して、意味だけではなく品詞も意識しよう。

②文法対策は必須

  • 大半は品詞や関係詞、語順などの頻出単元から標準的な問題が出題されている。
  • 2024年度は2023年度に姿を消した文法問題が復活した。
  • 長文読解や会話文の大問中でも文法を問う問題は多く、軽視できない。

☞オススメ参考書『Next Stage 英文法・語法問題』(桐原書店)

③会話表現は入念に

  • 会話特有の表現を知らないと答えられないこともあるので、よく出てくる言い回しは覚えておこう。
  • 会話文に特化した問題集や高校の教科書(あるいは同程度のもの)を復習しておくとよい。

☞オススメ参考書『CNN ENGLISH EXPRESS』(朝日出版社)

 より実践的な表現や時事英語に触れるのも有効。リスニング用教材も活用できる。

④読解対策は多様な形式への対応を

  • 読解以外の問題はおおむね標準的なので、読解問題で差がつく可能性が高い。
    • むやみに難しいわけではないので、高校3年生用の教科書がだいたい自力で読み取れれば大きな心配はない。その上で、長文読解問題集で問題演習をしよう。
  • 解き終えた読解問題は、わからなかった語彙や表現を覚え、英文の内容を十分理解した後で、数回音読すること。
    • 音読は、英語特有の発想を身につけ、速読技術を習得するのに有効な手段である。

☞オススメ参考書『SPEED 攻略10 日間 英語 長文読解 私立大編』(Z会)、『得点力を高める 標準問題 特訓リーディング』(旺文社)

 語彙の推測や空所補充、語句整序など様々な問題形式を含む問題集を選ぶとよい。

⑤過去問演習もしっかりと

  • 試験時間60分に対して、問題量はやや多め。時間を計って過去問に取り組み、実際にどれくらいの時間をかけたら解答できるか体感しておくとよい。
    • 効率のよい時間配分も考えてみよう。
  • 解き終わったら必ず答え合わせをして、間違えた問題や知識があいまいだったところを復習しておこう。

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