
傾向と対策(一般選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
設問文はすべて英文 過去問演習で出題パターンに慣れておこう
出題形式 | 大問数6題(読解1題、文法・語彙2題、読解・語彙1題、会話文1題、英作文1題)、設問文はすべて英文。 |
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試験時間 | 90分 |
解答形式 | マークシート法と記述式の併用で、記述式は〔6〕の英作文のみ。 |
出題内容
- 〔1〕は、グラフや図を含む長文読解問題。
- 〔2〕〔3〕は、それぞれ4択の空所補充、誤り指摘の文法・語彙問題。
- 〔4〕は、会話文の空所補充問題。
- 〔5〕の読解・語彙問題は、英文中の、最初の数文字だけ与えられた単語を文脈から考えて完成させる問題だが、記述式ではなく、問題に図示されたキーパッドを用いたマークシート法となっている。
- 〔6〕は、英作文で、与えられたトピックについての主張のうち、自分が賛成または反対するものを選んだうえで、その理由を英語で述べる問題。
難易度
- 全体的にみると標準的な問題。
- 読解問題と会話文は英文の量が多い。内容真偽問題は本文に直接書かれていないことを判断して答えなければならないものがあり、かなり難度が高い。
- 英文中の単語を完成させる読解・語彙問題は、最初の数文字が与えられているとはいえ、選択肢が与えられていないので苦戦した受験生もいただろう。
- 文法・語彙問題は、難解な語句が出題されることもある。
- 時間配分としては、文法・語彙・会話文問題を極力すばやく解いたうえで、残りの時間を読解問題と英作文問題にあてるとよいだろう。
対策
①読解問題
- 全体的な内容を問う問題のみならず、下線部の意味を問う設問が多い。
- こうした問題は、下線部にある単語・構文の意味がわかれば解ける場合もある一方、前後2、3行に根拠を求めて解く必要がある場合もある。
- カギとなるのは「1文ごとの正確な読解」である。
- グラフや図を含む問題が出題され、データが何を示したものなのかを理解したうえで、求められていることにすばやく答えていく力が問われている。
②文法・語彙問題:空所補充問題と誤り指摘問題が出題。
- 空所補充問題は、語法・慣用表現や熟語・構文の知識などが求められている。
- 誤り指摘問題は、幅広く文法の力をみる内容となっている。
☞オススメ参考書『基礎英文法問題精講』(旺文社)、『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
③会話文問題
- 語句や応答文の空所補充による会話文の完成問題が出題されており、状況を的確に判断する能力が求められている。
- 参考書の会話表現を集めた部分などを十分にチェックするだけでなく、前後の会話の流れや文脈をつかみながら読む力を養成しよう。
④英作文問題
- 限られた時間で、自分の意見を英語で表現する練習が必要。
- 自由英作文の問題集を活用し、日ごろから、特定のトピックについて意見を述べる練習を積むと効果的。
- 2022年度は「最低賃金」、2023年度は「AIの功罪」、2024年度は「SNSの使用制限」が取り上げられた。