
傾向と対策(一般選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
幅広く基礎力が試される試験内容 読解英文対策が合格のカギ
出題形式 | 例年、大問数7題(読解問題3題、文法・語彙問題2題、会話文1題、英作文1題)。 |
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試験時間 | 90分 |
解答形式 | マークシート方式の問題と、英文和訳、英作文などの記述式の問題の併用。 |
出題内容
①読解問題〔1〕〔2〕〔3〕
- 〔1〕〔2〕では、例年、社会や言語をはじめ、さまざまなテーマの英文が出題。
- 設問は内容説明、内容真偽、同意表現、英文和訳を中心にオーソドックスなものがほとんどである。
- 〔3〕は、空所補充が出題されており、文意から判断できるものと、単純に語彙力が試されるものがメインだが、文法の知識を問うものもある。
②文法・語彙問題〔4〕〔5〕
- 〔4〕は、空所補充問題。単語の意味、用法を問う出題が多い。
- 〔5〕は、誤り指摘問題。主語と動詞の一致や、語法、イディオムなど、標準的な出題パターンが見られる。
③会話文問題〔6〕
- 〔6〕は、空所補充問題。単語の意味、用法を問う出題が多い。
④英作文問題〔7〕
- 〔7〕は、空所に単語を補充する形式で、条件に合ったイディオム、慣用表現などの知識が求められる。
難易度
- 読解問題は、現代的なテーマのものが多く、読みやすいが、抽象的でかなり難度の高いものも見られる。
- 文法・語彙問題や会話文問題は、難度の高い問題が数問入っていることもあるが、おおむね標準的なレベル。
- 英作文問題は、条件に合った構文やイディオムの知識があれば、さほど苦戦をすることはないと思われるが、時制や主語と動詞の一致など、ケアレスミスに注意することが必要。
対策
①読解問題
- 処理すべき英文量が多いため、日頃からメリハリをつけた読解演習が必要。
- 長文を読むときは、ただ読み進めていくのではなく、重要な構文が用いられている箇所のみを丁寧に和訳し、残りは前後関係を意識しながら内容把握に重点を置くなどの工夫が必要。
- 参考書を利用し、速く正確に英文を読む力をつけておこう。同時に、できるだけ現代的な、さまざまなジャンルの文章を読み、背景知識をもつようにしよう。
- 字数制限のある記述問題に慣れておこう。
- 過去問を解く際に、必ず自分で答えを書くようにしよう。
- 文や語句の言い換えを問うような問題が出題されているので、同意語句の知識も充実させておこう。
- 〔3〕の空所補充は、文脈から判断するものに加え、単語の意味を知らないと答えられないものも多い。しっかりと語彙力をつけておくことが必要である。
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②文法・語彙問題および会話文問題:出題の中心は語彙力を問うもの。
- 日本語に直すと同じ意味になるが、英語においては使い方の異なる語などを中心に、語彙力を充実させておく必要がある。
- 3,000語レベルの単語集を1冊、徹底的に学習することがオススメ。
- 誤り指摘を苦手とする受験生が多いが、難度の高いものはほとんど出題されていないので、過去問や他大学の問題で問題演習を繰り返すことによって十分に対応が可能である。
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③会話文問題
- イディオム、基本構文をきちんと押さえておけば十分に対応できる。
- 学校で使用している構文集などを用いて、例文の暗記を繰り返し、確実に知識を蓄えておくことが必要。
- 時制やスペルといった小さなミスには十分に注意すること。