
傾向と対策(一般選抜スカラシップ・全国入試)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2023~2024年度の分析
長文読解を中心にオーソドックスな出題 文法・語彙力がポイント!
出題形式 | 大問5題(読解問題3題(うち1題は空所補充のみ)、会話文問題1題、文法・語彙問題1題)。 |
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試験時間 | 60分 |
解答形式 | 全問マークシート法。 |
出題内容
①長文読解問題
- テーマは、社会問題、歴史、教育、文化など、入試問題でよく取り上げられる題材が多い。
- 特殊な語句には注がつけられ、読解力、文法・語彙力など、総合的な英語力を試す内容になっている。
- 読解問題は選択肢がすべて英語だった年度もあるが、2023・2024年度は日本語の選択肢も含まれていた。
②会話文問題
- 適切な文や語句を選ぶ空所補充としての出題。会話でよく使われる表現やイディオムが問われることもある。
③文法・語彙問題
- 整序英作文。2023年度は不要語が含まれていたが、2024年度は与えられた語を全て使うこととなった。
難易度
- 全体的には標準的なレベル。
- 読解問題の英文は標準的なレベルだが、一部にやや読みごたえのある内容の英文が出題されることもある。60分という試験時間を考えれば、問題量は少ないとはいえない。
- 文法・語彙問題は一部に難しいものが見受けられるが、おおむね平易で、受験生の力を多角的に見ようとする標準的な問題。
対策
①読解力
- まず、文法・語彙などの基礎的な力を定着させよう。そして多くの英文に接して、構文を正確に把握する力を養うとよい。
- 出題される長文の内容は標準的なものが多いが、試験時間が60分であることを考えると、精読の力とともに速読の力が要求される。
- 授業の予習・復習を通して基礎的な精読力をつける一方で、長文読解問題集や読み物でたくさんの英文に触れ、英文に慣れることで速読力をつける必要もある。
- 長文を最初に1回速読して大まかに内容を把握し、次に段落ごとに精読し内容をまとめていく習慣をつけるとよい。
- 英文のテーマが多岐にわたっているので、普段から新聞、テレビなどで最近の話題やニュースに通じておくことも、内容理解の一助となる。
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②文法力の養成:ほぼ基本的な問題が出題。
- 授業の中で学習するものが中心なので、学校での学習内容を予習・復習を通じて定着させよう。
- 同時に、標準レベルの文法・語法の問題集を1冊選び、何回も繰り返してやっておくこと。
- 各社から出されている頻出問題集や過去問を使って、出題形式に慣れておくことも必要。
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③語彙力の養成:読解問題対策の基本。
- 早い時期から少しずつ着実に覚えていく必要がある。市販の単語集で受験レベルまでの単語・熟語を押さえておこう。
- 教科書や問題集に出てきた未知の単語については、自分で単語帳を作るなどして整理し、地道に覚えていくのもよい。
- 派生語・同意語・反意語などを同時に覚えるようにすると、さらなる語彙力の向上につながる。