東京理科大学(創域理工学部B方式・S方式)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

東京理科大学(創域理工学部B方式・S方式)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

2025年 03月 06日

傾向と対策(一般選抜)

2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。

【目次】

【英語】

傾向

※2021~2023年度の分析

読解では文脈をふまえた正確な解釈が必要 語彙力と基本的な文法事項の理解も必須

出題形式 大問3題。年度や日程によって2題のことがある。設問文はすべて英文。
試験時間 60分
解答形式 例年、全問マークシート式

※B方式・S方式の実施は2日程。

出題内容

①読解問題

  • 同意表現、空所補充、内容説明、内容真偽など、内容理解に重点が置かれた問題が中心。
  • 特に同意表現は比重が大きく、文レベルの問題では、長めの文の構造を正確に分析して内容を理解する必要がある。
  • 語句整序などの形式で文法・語彙の知識が問われることもある。
  • 英文のテーマは自然科学系が多く、やや抽象的で難解なものも散見される。

②文法・語彙問題

  • 2021年度までは例年、独立した大問での出題がみられた。2022年度には大問としては出題されなかったものの、2023年度には再び出題。
  • 語句レベルの空所補充。文章自体が英文法に関するものであり、結局は基本的な文法知識が問われている。

③会話文問題

  • 2023年度には出題がなかったが、過年度には頻繁に出題されているので要注意。
  • インタビュー形式の会話が出題されることが多い。
  • 会話独特の表現がねらわれるわけではなく、どちらかといえば、読解問題に近い。2022年度は語句整序のみであった。

難易度

  • 全体的にはやや難。
  • 読解問題は、難しい内容が散見される。設問も同意表現や内容説明の下線部には難単語や難熟語、難表現が含まれていることがあり、決して楽に解けるものではない。
  • 試験時間が60分と長くはなく、また年度や日程によって大問ごとの分量や配点が異なるので、臨機応変に時間配分できるようにしたい。

対策

①語彙力の充実

  • 語句は、標準レベルの単語帳や熟語帳で一通り学習するのがよい。

☞オススメ参考書『まるおぼえ英単語2600』(KADOKAWA /中経出版)

※同意語の立体的な把握に役立つ。

  • 学術的な文章であれば、知らない単語や熟語が出てくるが、設問に関わる部分は、その前後から推測して柔軟に対応したい。
  • 理系の英単語はできるだけ多く覚えておきたい。

②基本的な文法事項の消化

  • 両日程とも、語句整序問題が出題。英文の構造や準動詞の使い方など、基本ではあるが応用力の問われる分野に関しては、完全に理解しておく。
  • 空所補充問題でも、単語の意味だけでなく、その箇所にふさわしい品詞や語句の形なども考慮できるように準備しておく必要がある。

☞オススメ参考書『Next Stage 英文法・語法問題』(桐原書店)、『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)

※問題集や参考書で基礎から標準的な文法事項をしっかり消化し、不明点をその都度チェックすることで、実戦的な力を養っておこう。

③読解力

  • 読解の文章は、興味深い論点を扱った読みごたえのあるものが多い。
    • 対策としても過去問をはじめ、内容面でやや重みのあるものを、じっくり精読することから始めるとよい。
    • 単語の意味をつなげてなんとなく読むのではなく、文構造をきちんと分析し、何が述べられているか納得いくまで考える習慣を身につけよう。
  • 試験時間が60分と長くはないので、一読で読み切れるようになることが最終的な目標である。

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