
傾向と対策(一般選抜T方式・S方式)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
読解中心にさまざまな角度から評価
問題数の多さに注意!
出題形式 | 〔グローバル・メディア・スタディーズ以外の学部〕
大問9題(読解、会話文、文法・語彙、発音)、小問総数50問。2022年度までは大問10題。 〔グローバル・メディア・スタディーズ学部〕 例年、大問5題(読解4題、会話文1題)、小問総数40問。※他学部と異なる形式で出題。設問・選択肢ともすべて英文で出題。 |
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試験時間 | 60分 |
解答形式 | 全問マークセンス方式。 |
出題内容
①グローバル・メディア・スタディーズ以外の学部
- 読解問題は3題。英語による内容説明、内容真偽、空所補充、同意表現などのほかに、2022年度から3年続けて資料読解が出題。
- 文法・語彙問題は、定義に当てはまる語、同意表現、空所補充、語句整序など、多彩な形式で問われている。
- 会話文の問題は、基本的な口語表現の知識と会話の流れをつかむ力を試すものとなっている。
- 発音問題は、ここ数年続けてアクセント問題だけが出題されている。
②グローバル・メディア・スタディーズ学部
- 表やグラフを読み取って設問に答える資料読解が出題されているのが特徴。
- 読解英文の内容は、新聞やインターネットから採られており、現代社会のさまざまな現象について取り上げられている。
難易度
- 英文はそれほど難しいものは出されていない。
- 読解問題の設問は、標準的といえる。文法・語彙問題もごく平均的である。会話文問題は、会話独特の表現が出題されるわけではなく、どちらかというと読解問題を会話文形式で問うており、読解問題より読みやすく解きやすい。
- アクセント問題は、やや難しい単語が選択肢に含まれている。
- 60分の試験時間で4題の読解問題が課されるグローバル・メディア・スタディーズ学部は、特に時間配分を意識しないといけないであろう。
対策
①語彙力の養成
- 読解問題は、どの学部も標準的な語彙力で対応できる。学習する際には、標準的な単語集でよい。熟語は単独の熟語帳でも、文法と熟語や語法などが含まれている問題集でもよい。
- とにかく、欲張ることなく、1 冊をしっかり暗記していく気持ちで取り組もう。
☞オススメ参考書『英単語ターゲット1900』(旺文社)、『英文法・語法Vintage』(いいずな書店)
②文法力の養成
- 文法力は、読解問題にしろ、グローバル・メディア・スタディーズ以外の学部で出されている文法問題にしろ、基礎〜標準的な知識で十分である。
☞オススメ参考書『英文法・語法Vintage』や『Next Stage 英文法・語法問題』(桐原書店)、『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
③読解力の養成
- 基礎〜標準レベルの問題集を1冊ずつしっかり仕上げよう。その際、語彙や文法のポイントに気づけているかどうか、実際に読解するなかで確認してみよう。
- まずは、読むスピードをあまり意識せずに、知識の確認をしながら読み進める努力をしてみよう。
- 次に、少しずつ速く読むことができるよう訓練を積んでいこう。
- 特にグローバル・メディア・スタディーズ学部は読解問題が多いので、ある程度の速読ができることが重要となってくる。設問を解く力をつけるために、レベルは基礎〜標準でよいが、設問を解くプロセスがしっかり説明されている問題集を選ぶようにしよう。
☞オススメ参考書『短期で攻める スピード英語長文 Level 2』(桐原書店)、『大学入試 全レベル問題集 英語長文』(旺文社)、『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
④アクセント問題
- ほぼ標準的な単語帳に載っている単語が出題されているので、単語を覚えるときにアクセントの位置も一緒に覚えるとよい。
⑤過去問の徹底研究
- 類似の内容が出題される傾向があるので、赤本を十分に活用し、徹底した過去問演習をしておこう。
- その際に時間配分をあらかじめ考え、制限時間内に解くという実戦練習も忘れずにしておくこと。
- 復習の段階で、知らなかった文法項目、単語、イディオムなどをチェックしておこう。