東京理科大学(経営学部B方式)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

東京理科大学(経営学部B方式)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

2025年 03月 06日

傾向と対策(一般選抜)

2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。

【目次】

【英語】

傾向

※2021~2023年度の分析

英文の正確な内容把握力と文法・語彙力が問われる

出題形式 大問4題(読解問題2題と文法・語彙問題2題)
試験時間 80分
解答形式 すべて選択式(マークシート式)。総解答個数は55~65個程度。

出題内容

  • 読解問題は、語彙に関しては、最も近い意味の語句を選ばせる形で語句の意味が問われる。空所補充はイディオムを問うもの、語法を問うもの、文脈把握力を問うものがある。主題を選ばせる問題が頻出。内容真偽は各段落の内容を問うものが多い。
  • 文法・語彙問題は、誤り指摘に関する問題では名詞の単複、動詞の時制・能動と受動といった文法・語法上の誤りが問われる。短文の空所補充はイディオムを問うものが中心。

難易度

  • 全体の難易度は標準レベル。
  • 読解問題の英文は標準的な長さで、多様な設問形式に対応する力が求められる。
  • 文法・語彙問題は確実に得点したいレベルのものが大半で、やや難の選択肢が見られることもある。誤り指摘に関しては、英文を読んで大意がつかめてしまい、かえって誤りに気づきにくくなる可能性もある。
  • 2023年度のような大問構成であれば、文法・語彙問題は10~15分程度で終わらせたい。そうすれば、読解問題1題につき30分~35分かけることができ、しっかりと読む時間ができるだろう。

対策

①読解力を養う

  • 入試で出題される英文の多くは標準語・害虫の異常発生・環境問題・成功した経営戦略・貧困問題・鳥の生態系など、人類にとって身近な現代社会の動向を扱ったもので、単語・熟語・文法テストという感覚だけでは内容が十分理解できない。
    • 日頃から新聞などにも目を通して現代の大きな出来事について知っておくことが必要である。
  • 長文を読むのが遅いという人は、英語を英語のまま理解できるようになることを目指し、1つの英文を何度も丁寧に読むことから始めるとよい。

☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』シリーズ(教学社)

※英文構造の解説が丁寧な問題集に取り組むのも効果的。

  • 内容を理解した英文を繰り返し音読することも知識の定着と速読力をつけるのに役立つ。

②文法力をつける

  • 文法の誤り指摘を苦手とする人は多い。英語の誤りが見つけられない大きな理由は、英語を大まかに「和訳」して考えることにある。
    • 安直に日本語に置き換えて英文を読むのではなく、日本語では表現されない名詞の単複や動詞の時制、そして接続詞と前置詞といった文法項目を標準的な参考書・問題集でしっかり学んだうえで、各項目を「点検」する気持ちで取り組むことが大事。

☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)

※受験生が間違えやすいポイントを網羅した総合英文法書などを手元に置いて、調べながら学習すると効果アップにつながる。

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