
傾向と対策(一般選抜前期入試)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
長文読解を中心にオーソドックスな出題 文法・語彙力がポイント!
出題形式 | 〔全方式で課されている『英語』〕
大問6題(読解3題、文法・語彙2題、会話文1題)。2022・2023年度は、文法・語彙が1 題少なく、大問5題。 〔E方式『総合英語』/文(英語英米文)学部のみ対象〕 ※他方式と共通の「英語」のほかに、独自の「総合英語」も課されている。 大問3題(読解2題、英作文1題)。〔1〕の読解問題は設問文がすべて英文。 |
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試験時間 | 〔全方式〕60分、〔E方式〕90分 |
解答形式 | 〔全方式〕全問マークシート法、〔E方式〕要約問題と英作文問題が記述式で、その他はマークシート法。 |
出題内容
①長文読解問題
- 全方式で課される『英語』では、長文のテーマは、社会問題、文化、歴史、教育、科学などの題材が多い。特殊な語句には注がつけられており、読解力、文法・語彙力など、多角的に英語力を試す内容。
- E方式の「総合英語」では、英文の主旨を160字以内の日本語に要約する問題が出題。
②文法・語彙問題、会話文問題
- 全方式で課される「英語」で出題。単語の正確な意味を覚えるばかりでなく、正確な文法・語法の知識が必要となる。
③英作文問題
- E方式の「総合英語」で出題。例年、届いたメールに返事を書くものであり、15行以内という指定がある。
難易度
- 全方式で課されている「英語」。
- 読解問題の英文は、標準的なレベルだが、一部に、やや読みごたえのある内容の英文が出題されることもある。読解問題全体で40分程度を目安に解答したい。
- 文法・語彙問題は、一部に難しいものが見受けられるが、おおむね平易で、受験生の力を多角的にみようとする標準的な問題。会話文問題と合わせて15分程度で解答するとよい。
- E方式の「総合英語」。
- 読解問題の英文は標準的なレベル。
- 〔1〕は分量が多いため30〜35分程度、〔2〕は要約作成の時間も含め30〜35分は必要だろう。〔3〕の英作文は見直しの時間も含め20分程度は確保しておきたい。
対策
①読解力
- まずは、文法・語彙などの基礎的な力を定着させよう。次に多くの英文に接して、構文を正確に把握する力を養おう。
- 授業の予習・復習を通して基礎的な精読力をつけるとともに、長文読解問題集や読み物でたくさんの英文にふれ、英文に慣れることで速読の力をつける必要がある。
- 長文を最初に1回速読して大まかに内容を把握し、次に段落ごとに精読して内容をまとめていく習慣をつけよう。
- 英文のテーマが多岐にわたっているので、普段から新聞やテレビなどで、最近の話題やニュースに通じておくことも、内容理解の一助となる。
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②文法力の養成:ほぼ基本的な問題が出題。
- 授業の中で習う内容が中心なので、学校での学習内容を予習・復習を通じて定着させよう。
- 標準レベルの文法・語法の問題集を1冊選び、何回も繰り返してやっておくこと。さらに、過去問にも取り組んで、出題形式に慣れておくことが必要である。
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③語彙力の養成:読解問題対策の基本。
- 早い時期から少しずつ着実に覚えていく必要があるだろう。市販の単語集などで受験レベルまでの単語・熟語を押さえておきたい。
- 教科書や問題集の演習で出合った未知の単語については、自分で単語帳を作るなどして整理し、覚えていくのもよい方法である。
- その際、派生語・同意語・反意語などを同時に覚えるようにすると語彙力は倍増する。
- 語彙を問う設問も多いので、過去問で知識を確認しておこう。
④英作文力の養成(E方式「総合英語」)
- 普段から自分の考えを英文で表現する練習をしておくことが大切。ニュースで扱われるような社会問題に対して自分の意見を英文で書いたり、日記を英語でつけたりするとよい。
- 手紙やメールで使われる代表的な構文を覚えておくことも必要。
- できれば先生に添削してもらって、減点されない、ミスのない英文を書けるようにしておこう。