
傾向と対策(一般選抜)
2024年度までの入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2022~2024年度の分析
読解力と会話力と文法・語彙力を徹底的に試す良問
出題形式 | 大問7題(文法・語彙問題4題、読解問題2題、会話文問題1題)、解答個数は37個。2022年度までは大問7題、解答個数は50個。 |
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試験時間 | 60分(2022年度までは80分) |
解答形式 | 全問マークシート方式の選択式問題。 |
出題内容
①文法・語彙問題
- 同意表現・空所補充・語句整序などいろいろな角度から実力を試そうとしている。
②読解問題
- 内容も興味深いものであり、紛らわしい選択肢もない良問。
③会話文問題
- 2024年度は、午後に何をするかを話す場面だったが、すっきりしたわかりやすい会話文。
- 2022年度、2023年度に続き2024年度〔5〕でも「主題」を問う問題が出題された。
難易度
- 文法・語彙問題と会話文問題は、難易度は標準レベル。
- 読解問題1題が、2023年度と同様に2024年度も空所補充の形式であった。問題量が多く、全問を解答しきるには周到な準備が必要である。
対策
①読解力
- 英文はさほど難しくはなく、設問も紛らわしいものはないので、英文の概要を把握できれば解答するのは容易である。ストーリー性のある英文がよく出題されているので、教養レベルの英語の軽い読み物を読み慣れているとよいであろう。
- 演習は、日本大学の過去問と共通テストの過去問が最適であろう。
- 英文を読むには背景になる一般常識を知っていると強みになるので、新聞やインターネットで時事問題を勉強しておくことがオススメ。
- 英文を読む際には、わからない単語やフレーズなどを推測するトレーニングや、文と文のつながりを意識して英文の冒頭からストーリーを追っていく練習も大切。
②語彙力:語彙問題の出題が多い。
- 長文を読みながら、出てきた単語・熟語を自作のノートに整理しておこう。それが難しい人は、単語・熟語帳を反復練習して、覚えていこう。
☞オススメ参考書『ユメタン』や『キクジュク』(いずれもアルク)、『データベース4500』(桐原書店)
③文法・作文力
- 同意表現・空所補充・語句整序など、文法関係の出題が多い。語彙力とも密接に関係してくるのだが、やはり文法は一通りマスターすべきである。
- 平易な文法問題集の解説の詳しいものを何度も反復して、文法の体系を学んでおこう。
- 語句整序は文法と作文の総合力の問題である。作文力は一に例文暗記、二に問題練習である。
- 易しい例文集(100〜200例文)を丹念に暗記して、自然に口をついて出てくるほどにまで練習すると、英文が書きやすくなる。
- 語句整序の問題をできるだけたくさんやってみる。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
④会話表現:毎年出題されている。
- 会話文独特の語法などはやはり知っておかなければならない。会話表現のフレーズを並べた参考書をよく読み、それに特化した問題集を繰り返し解いてみれば相当に自信がついてくるはずである。