
傾向と対策(前期日程)
2023年度までの前期日程の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
正確な読解力に加え、記述力・表現力が必要
出題形式 |
大問4題(読解問題3題、読解+英作文問題1題) ※教育学部は大問2題(読解問題1題、英作文問題1題) |
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試験時間 | 90分 |
解答形式 | 選択式と、字数制限つきの内容説明など記述式の設問が出題されている。 |
出題の特徴
- 例年〔1〕〔2〕〔4〕は読解総合問題、〔3〕はテーマ英作文を含む読解総合問題。〔3〕は英作文以外は選択式であるが、設問文、選択肢とも全て英語である。
- 英文のテーマは、科学・歴史・社会・文化など幅広く、全体的に分量が多い。
- 読解総合問題では、空所補充、内容説明(字数制限つき)、語句整序などが出題されている。
難易度
- 設問自体は標準的であるが、大問4題で読解量が多く、しかも〔3〕では10行程度のテーマ英作文も課されている。試験時間90分で解答するのはかなり厳しいため、時間配分を意識した対策が必要となる。
対策
①長文読解力の養成
- 大問1題につき平均して20分程度で解かなければならず、設問の内容を意識した効率的な読解の練習が求められる。
- 構文的に難解な文はそれほど多くなく、内容理解に関する出題が多いので、まずは語彙力を高めながら正確に読み取る力を身につける。
- ある程度正確に内容を押さえて読めるようになったら、次は早く読むことに焦点を当てた勉強をするとよい。
②日本語での要約練習:字数制限のある内容説明問題が出題
- 単に英文を正確に理解するだけではなく、日本語で的確に要約する力が要求されている。
- 日頃から要旨をまとめながら読む練習を積んでおく。
- 過去問の解答などを参考にしながら、説明をまとめるコツを少しずつ理解していくとよい。
③英作文力の養成
- 語句整序、テーマ英作文、英語での意見論述が出題されており、「英文を書く力」が試されているといえる。
- テーマ英作文と意見論述に関しては、本文に関連するテーマが与えられ、それについて自分の考えをまとまった量の英文で表現することが求められる。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐ書ける自由英作文』(教学社)
※過去問の解答を参考にしながら、基本的な英作文練習を参考書でやっておく。
- 使える英文を頭にインプットする作業と、実際にそれを使って書いて添削してもらうというプロセスを繰り返しながら力をつけるのがよい。