
法政大学(法学部〈国際政治学科〉・文学部・経営学部・人間環境学部・グローバル教養学部-A方式)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!
2025年 03月 06日傾向と対策(一般選抜)
2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2021~2023年度の分析
読解中心の出題 長文の量に負けない読解力がカギ!
出題形式 | 例年、文(哲・日本文・史)学部が大問3題、他の学部・学科は大問4題。 |
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試験時間 | 例年、文(哲・日本文・史)学部が60分、その他の学部・学科は90分。 |
解答形式 | 全問マークシート方式 |
※実施は2日程。
2月7日実施:文学部A方式Ⅰ日程(哲・日本文・史学科)、経営学部A方式Ⅰ日程(経営学科)、人間環境学部A方式。
2月8日実施:法学部A方式Ⅰ日程(国際政治学科)、文学部A方式Ⅱ日程(英文・地理・心理学科)、経営学部A方式Ⅱ日程(経営戦略・市場経営学科)
※グローバル教養学部では2022年度より英語外部試験を出願資格かつ得点に換算する形式となり、大学独自の「英語」は課されなくなった。
出題内容
- 長文読解問題の比重が大きいのが特色であるが、2021年度2月8日実施分や2022年度2月7日実施分では会話文問題が1題出題された。
- 長文読解問題の英文は、人文科学系・自然科学系の論説文やエッセーが多い。
- 設問の内容は、どの日程・学部もほぼ共通していて、空所補充、下線部に対して内容理解を問うもの、同意表現、語句整序、内容真偽などが出題されている。
難易度
- 長文読解問題では、語彙レベルは標準的だが、英文量のかなり多い(800~1,000語)長文や抽象的な内容を含む長文が出題されることもある。
- 設問数が多く、選択肢の多くは英文なので、どの学部・学科も試験時間に余裕があるとはいえない。長文は速読を意識しながら読んでいき、手こずる問題の解答は後回しにするなど、時間配分を工夫しよう。
対策
①長文読解重視の出題であるが、前提となるのは語彙力
- まず、基本となる語彙を固めておく必要がある。市販の単語集に手を出す前に、使用したテキストを徹底的に利用するとよい。
- 英文に登場する未知の単語で単語帳を作り、定期的に見直したり、また、その際に派生語を含めて覚えていくと、語彙力はかなり向上する。これを何度か繰り返した上で、最後の仕上げとして市販の単語集を用いてブラッシュアップをはかるとよい。
- 例年、長文読解問題の英文は、テーマのはっきりした論説文が多く取り上げられているので、テーマの背景となる基礎知識があると非常に有利。
- テーマ別の問題集(論説文をテーマごとに分類して1冊に集めてあるもの)をできるだけたくさん読んでおこう。そのテーマに頻出の語彙のビルドアップもはかれる。
②「設問に対して正解を得る」ことを目指したアプローチが大切
- 空所補充、下線部に対する問いなど、参照箇所のはっきりとした設問がほとんどである。
- まず本文全体を見て設問箇所の配置を確認する。設問箇所が本文全体にわたっている場合は、最初から読み進める。そうでなければ、まず各パラグラフの第1文のみを拾い読みし、全体の大意をつかみ、次に設問文を確認する。そして本文より参照箇所を探して、必要であればその前後を読み解答する。
- 長文を読み慣れていなかったり、英文構造への理解が不十分なうちは、まずは時間を気にせず、1文1文を丁寧に読む精読から始めよう。
☞オススメ参考書『大学入試 ひと目でわかる英文読解』(教学社)
③問題演習について
- 年度・学部を通してほぼ同じ内容・形式の出題なので、過去問を利用しての対策が大いに有効。
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※時間設定をして取り組むとよい練習になる。