
傾向と対策(一般選抜)
2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2021~2023年度の分析
効率よく英文を読む力がカギとなる 語彙・構文と文法・語法、読解力のバランスが要
出題形式 | 大問6題(例年、文法・語彙問題3題、読解問題3題)
ただし、読解問題のうちの1題は2つの課題文からなるもので、近年は同じ出題パターンとなっている。 |
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試験時間 | 80分 |
解答形式 | 全問マークシート法による選択式 |
出題内容
- 読解問題については、例年テーマが多岐にわたっている。自然科学に関するものが多いが、2023年度はTOEICや英検で出題されるようなビジネスメールが取り上げられた。全体的に専門的で高度な英文ではなく標準的な文章であり、専門的な語には語注が与えられている。設問は内容把握に関するものが比較的多い。
難易度
- 読解問題、文法・語彙問題ともに標準的。
- 読解問題は、内容真偽があり、英文を1文1文読解する読み方では時間内に解答することは難しい。それなりのスピードで問題文を読み、設問に関わる箇所を的確に見つけ出す必要があり、それに慣れていないと難しく感じられるかもしれない。
対策
①読解問題
- 例年、英文のテーマは多岐にわたっているが、科学技術、動植物や人間に関する生物学にまつわる英文がよく出題される。
- 日頃から自然科学や生物学に関する書物や文章に親しんでおくとよい。
- ビジネスメールのような実用的な英文も取り上げられているので、それも考慮しておくとよい。
- やや専門的な話題が取り上げられることもあるので、頻出の基本語句にとどまらず、それぞれの分野において特徴的な表現に慣れておくようにするとよい。
- 自前の単語帳を作って未知の語句に出合うたびに書きこんで、それを繰り返し復習するのが効果的。
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※英文構造や単語、また各段落についての解説が詳しいものを選ぶとよい。まずは1冊仕上げて読解力の礎を築こう。
②文法・語彙問題
- 文法・語彙問題は、訓練を積んでおけば確実に得点につながるので、頻出問題集の類を1冊は完全にマスターしておくことが重要。
- 1冊をマスターしたら、次は過去問などでできるだけ多くの問題を解き、文法知識を確実なものにしていこう。
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③会話文問題
- ここ数年は大問では出題されていないが、英文読解にも活かせるので、対策は立てておく方がよい。
- 会話文では、発言の内容から会話の場面設定や展開・流れなどを的確に捉えなければならない。相手の発言の主旨に留意し、会話が行われている場面の前後の状況も頭に入れつつ情報を整理できるとよい。
- 空所の直前、直後に必ず手がかりがあるので、よく注意して読むよう心がけよう。