
傾向と対策(一般選抜)
2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2021~2023年度の分析
読解問題と文法・語彙問題中心 標準的読解力と基礎的文法・語彙力の養成を
出題形式 | 例年、大問4題(〔1〕〔2〕読解問題が2題、〔3〕〔4〕文法・語彙問題が2題(そのうちの1題〔4〕に会話文の問題が含まれる)という構成) |
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試験時間 | 80分 |
解答形式 | 全問マークシート方式による選択式 |
出題内容
- 長文読解問題は、〔1〕は内容説明、〔2〕は空所補充。
- 文法・語彙問題は、語句整序、短文の空所補充が出題。
- 〔4〕の会話文の問題では、イディオム的表現の意味などが出題。
- 2023年度は構成に若干の変更があった。〔2〕の小問数が10問から15問に増えた。それに伴い、〔3〕の語句整序が10問から5問に減少し、2022年度まで〔4〕で出題されていた空所補充が〔3〕で5問出題されている。〔4〕は会話文のみの出題となり、小問数は5問である。全体の解答個数は例年通り40個。
難易度
- 〔1〕の読解問題は英文の量が多く、読むのに多少時間がかかるかもしれないが、設問に先に目を通して、どの段落のことを問われているかがわかれば容易に答えることができる。
- 文法・語彙問題は標準的なので高得点が取れる出題。
- 時間配分としては、〔1〕〔2〕合わせて45~50分、〔3〕〔4〕合わせて20~25分、見直しに5~10分くらいと考えておけばよい。
対策
①読解力を高める
- 読解問題は標準的なレベルなので、まず高校の授業の予習・復習をしっかり行って基礎学力を身につけることが大切。
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※長文を読み慣れていなかったり、英文構造を正確に理解できていない場合は、英文解釈の参考書を使って、精読から始めよう。
- 読解の基礎学力が身についたら、長文対策用問題集で一定時間で数ページのまとまりのある英文を読むことにチャレンジしよう。
- とりあえず時間内に内容把握を試みる。その後、辞書を引きながら知らなかった単語やイディオムを確認し、それを自前の単語帳に書き込んでいく。
- その単語を覚えた後に、もう一度全体を読み通す。
☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
②文法・語彙力の増強
- 基本問題中心なので、いわゆる頻出のものをしっかり覚えればよい。頻出事項収載の問題集を使って、ひととおりの知識を確実に身につけよう。
- その後は過去問をできるだけこなし、自分ができなかった問題や知らなかった文法項目などはノートに書き出して、どんどん覚えていくとよい。
- 読解の基本となる語彙・イディオムは、日頃使う教科書、問題集の英文などを読むときに、自分が知らなかったものを書き出して覚え、自分が使いやすいと思う市販の単語集でどれくらい覚えたかを折に触れチェックしておこう。
③語句整序
- 語句整序も基本的な問題が中心であるので、文構造をしっかりと把握する力を身につけたい。薄手のものでよいので、整序英作文の問題集を1冊仕上げておくのが望ましい。
④会話文
- 出題されているのは、どちらかというと会話文独特の表現を問うというよりは、状況を把握し、心情を説明する語句や表現を選択する問題が多いが、イディオム的表現を問う設問もあり、口語表現をきちんと読み取れるようにしておくことが大切。