
傾向と対策(一般選抜)
2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2021~2023年度の分析
各学科ともに標準的な出題 総合力が問われる
出題形式 | 大問数は2021年度までは6題であったが、2022年度以降は1題減って5題。大問の内訳は長文読解2題、会話文1題、文法・語彙1、2題、英作文1題。 |
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試験時間 | 80分 |
解答形式 | 選択式(マークシート法)の設問が大半。記述式で内容説明、英文和訳、英作文などが出題。 |
出題内容
①長文読解問題
- ほとんどが内容説明の出題であり、書き出しの英語に続く英文を完成させる形式と英問英答形式。ほかに主題・段落の要約や記述式の英文和訳などが出題。
- 2022年度以降は英文和訳に代えて内容説明と要約文の完成が出題。
②会話文問題
- 空所補充形式となっており、会話表現とともに、文法・語彙の知識が問われている。
③文法・語彙問題
- 空所補充と語句整序か誤り指摘が例年1題ずつ出題されていたが、2022年度以降は空所補充1題のみが出題されている。
④英作文問題
- 日本語の問いや場面設定に応じて英文を書く形式となっていたが、2022年度以降は問いも英文となっている。指定語数は80語以上。
難易度
- 全体的に問題量が多いので、時間配分を考えて取り組むことが重要。
- 読解問題の英文量は多いが、標準的なレベルで読みやすいものである。
- 文法・語彙問題は一部に難しいものや紛らわしいものもあるが、受験生の力を多角的にみようとする標準問題といってよい。
対策
①読解力の養成
- 長文を読み慣れていなかったり、正確に文構造を理解できていないうちは、精読の訓練から始めよう。
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- ある程度の語彙力と読解力がついてきたら、長文問題の解答時間を決めて取り組む訓練をする。
- 英文のテーマは多岐にわたるので、日頃から新聞やテレビなどでいろいろな話題やテーマに親しみ、自分でもそのような問題を考えるようにする。
②文法知識の定着:頻出の構文やイディオムなどが出題
- 基本的な文法知識を身につけた後は、頻出問題集を1冊徹底的に勉強しておくとよい。
- 実戦的な問題をこなしていく中で、それと並行して、定着していなかった語句・構文・イディオムを自分のノートに書き出して、どんどん覚えていくようにする。
③語彙力の養成
- 市販の単語集を使うときには例文のあるものを使い、必ず例文の中で意味を確認しながら覚えるようにする。
- 長文を読みながら未知の単語を書き出し、それを覚えていく。
- 未知の単語を辞書で調べるときには、派生語などにも気を配り、関連した熟語、語法など、多角的な暗記に努めるようにする。
④会話文
- 会話文の問題は、口語表現の知識そのものを問うというよりも、むしろ会話内容の把握や基礎的な文法知識を問う問題となっている。
- 基本的には英文解釈の力をつけるのと同じ方法で学習を続ければよいが、よく出てくる基本的な口語表現については、頻出問題集などで一通り学習しておくとよい。
⑤英作文力の向上
- 英作文力をつけるには、まず基本的な英文を頭の中にインプットする必要がある。基本的な暗唱例文200~400くらいは日本語を見ただけですぐ声に出して言え、また書けるようにしておく。次に、日本語から英語へ訳す練習を重ね、最後にテーマ英作文の練習へと進むようにしよう。
- 自分で書いた英訳やテーマ英作文を、先生に添削してもらいながら練習を重ねるのが効果的。