
傾向と対策(一般選抜)
2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2021~2023年度の分析
基本を重視した文法・語彙力と 分量の多い長文に耐える読解力がポイント
出題形式 | 大問6題(文法・語彙4題〔1〕~〔4〕、読解2題〔5〕〔6〕)
2021年度までは、大問9題(文法・語彙6題〔1〕~〔6〕、読解3題〔7〕~〔9〕) 設問文を含めてすべて英語。 |
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試験時間 | 90分(2022年度までは100分) |
解答形式 | マークシート方式 |
※2021年度までは大問9題だったが、2022年度からは文法・語彙問題のうち〔1〕~〔3〕(空所補充問題)がまとめられて〔1〕となり、読解問題のうち〔8〕の短めの英文2種類の空所補充問題の出題がなくなり、全体で大問6題となった。
出題内容
- 〔1〕空所補充は、熟語表現のうち動詞や前置詞、あるいは形容詞や名詞の知識が試される。
- 〔2〕同意表現は、単語や熟語の同意表現が問われる。
- 〔3〕は、誤文選択問題で、文法や構文の知識が試される。
- 〔4〕は空所補充による短文の完成で、文構造を把握する力が試される問題が中心。
- 〔5〕と〔6〕はかなりの長文の本格的な読解問題。
難易度
- ほとんどが標準レベルの出題であるが、読解問題では、精密な読みと、本文該当箇所との綿密な照合が必要な設問もある。バランスのとれた良問ぞろいで、英語の総合力が求められている。
- 〔1〕~〔4〕の文法・語彙問題を手早く解答し、できるだけ多くの時間を〔5〕〔6〕の長文読解問題に割けるよう意識して取り組もう。
対策
①文法・語彙問題対策
- ひねった問題がほとんどないので、しっかりと得点を重ねていくことが大切。
- 文法項目別に頻出問題をまとめた標準レベルの問題集を1、2冊学習し終えておこう。
☞オススメ参考書『中央大の英語』(教学社)、『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
※英文の訳や解説が詳しいものを選んで、語彙力をつけ、文法のポイントをつかむようにしよう。
②長文読解問題対策
- 長文は相当な分量があり、ひととおり読むだけでも予想以上に時間がかかる。長文の量に圧倒されずに正確かつ迅速に読みこなしていくには、日々の練習が不可欠。
- 超長文であるからこそ、パラグラフ内でのトピック・センテンスを見出しながら、パラグラフごとの内容の流れをくみとっていくパラグラフ・リーディングの練習が役に立つ。
- わからない単語や表現に出くわしても、前後の流れから類推する読み方を練習することも必要。
☞オススメ参考書『速単の英文で学ぶ英語長文問題70』(Z会)
※パラグラフ・リーディングにまだ慣れていない人は、短めの長文で内容を読みとっていく練習から始めるのもよい。
☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
※長文をたくさん読み進めたい人は、英文構造や各段落の内容についての解説が詳しいものを選ぶとよい。