
傾向と対策(一般選抜)
2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2021~2023年度の分析
読解総合問題が中心 科学関連の英文が頻出
出題形式 | 例年、2月11日実施:大問7題、2月14実施:大問5題。
読解問題中心、発音問題、文法・語彙問題、会話文問題が出題されている。 |
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試験時間 | 90分 |
解答形式 | 全問マークシート法 |
※実施は2日程。
2月11日実施(Ⅰ日程):情報科(ディジタルメディア)学部、デザイン工(都市環境デザイン工・システムデザイン)学部、理工(機械工〈機械工学専修〉・応用情報工)学部、生命科(生命機能)学部。
2月14日実施(Ⅱ日程):情報科(コンピュータ科)学部、デザイン工(建築)学部、理工(電気電子工・経営システム工・創生科)学部、生命科(環境応用化・応用植物科)学部。
出題内容
- 読解総合問題中心で、空所補充、内容説明、内容真偽、主題といった内容の理解に加えて、同意表現などの語彙力を問う設問も多く含まれており、幅広く英語力をみようとする問題。
- 読解のテキストとなる英文は、エッセーや評論が中心であり、テーマは多岐にわたっているが、環境問題や科学的なものがよく出題。また、図表やグラフを利用した問題が出題されていることも特徴の一つ。
- 文法・語彙問題は、空所補充による短文の完成や語句整序などの形式が多い。
難易度
- 読解英文の語彙にはやや難しい専門用語も含まれているが、英文の内容そのものは標準的である。しかし、全体として問題の種類と数が多く、特に読解問題では内容の理解を問う設問が多い。
- マークシート法とはいえ、試験時間は決して余裕があるとはいえない。
対策
①文法・語彙
- 短文の空所補充や語句整序がよく出題されている。空所補充では簡単な計算を含む問題が出題されることもあるので、過去問をよく研究すること。
- 文法に関しては、特に、時制・仮定法、準動詞、関係詞、代名詞、比較などを重点的にマスターしておくこと。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
- 読解問題の中で語彙や熟語の知識が問われる場合も多いので、単語や熟語を別の英語で言い換える訓練が必要。
☞オススメ参考書『英文法ファイナル問題集 標準編』(桐原書店)
※会話文ともあわせて文法・語彙の対策を仕上げるために利用するとよい。
②会話文:短い会話を完成させる問題がよく出題されている
- 会話に固有の表現を覚えるとともに、会話の流れをつかむ練習に力を入れることが大切。問われる内容は基本的な熟語表現や省略表現など。
- 話の流れに沿った発言を選ぶ問題では、前後の発言内容を確認して、内容的にも文法的にも矛盾しないものを選ぼう。
③読解:ロボットやAIなど科学技術に関する英文がよく出題
- コンピュータ技術や生命工学など、科学関連の英文に慣れておくことが必要。ただし、言語や哲学に関する英文も出題されているので、偏りのないように学習することを心がけよう。
☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文』(教学社)
※入試頻出の英文が掲載された問題集を活用するとよい。
- 図表を含む英文に関しては、量をこなすことが大切。英文にわからないところがあっても、図表がヒントになる場合もある。
- 共通テスト用の問題集なども活用して、さまざまなタイプの問題に慣れておこう。
④既出問題の検討
- 科学的な内容の設問や図表を利用した設問など、独特の出題傾向がある。
- 例年、出題傾向は大きく変わっていないので、赤本シリーズ等を利用して過去の問題には必ず当たっておこう。
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- きちんと時間を計って、時間配分を考えながら解いてみること。大問ごとに難易度に差がある場合もあるので、どの問題から取り組むかを検討してみるのもよい。