
傾向と対策(一般選抜)
2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2018~2023年度の分析
読解力重視の総合問題
出題形式 | 2019年度以降大問4題となっていたが、2023年度は大問3題の構成。
いずれも読解問題。設問文は全問英語。 |
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試験時間 | 80分 |
解答形式 | 2018年度までは全問マークシート法。2019年度以降は一部記述式。 |
出題内容
- 読解力重視の傾向が非常に強く、英文の量も多い。2023年度は合計で約2400語。
- 長文読解問題の英文のテーマは医学・生物学など自然科学に関するものが多い。自然科学分野のやや専門的な概念や用語が散見されるものもある。
- 設問は、空所補充、同意表現、内容説明、内容真偽、主題が中心であるが、発音・アクセント問題も出題されている。
難易度
- 全体的にはかなりハイレベルな問題。例年、長文読解問題3題の分量は非常に多く、80分という試験時間ですべての英文を読み通すにはかなりの速読力を要する。
- 長文3題は設問・選択肢も含め同程度の英文量である。1題あたり20~25分程度をめやすとし、解答しやすいところから手際よく解いていこう。
対策
①語彙力の養成:高いレベルの語彙力が要求される
- 自然科学系の英文からの出題が多いので、他の理科系の大学の過去問なども利用して、自然科学系の文章や語彙に慣れておこう。
- 医薬系の専門用語などの知識が必要となる問題については、接頭辞や語幹などの知識があると、その意味を推測できる場合もあるので、未知の単語でもその単語の成り立ちから意味を推測する練習をしておこう。
- ここ数年多く出題されている同意表現選択問題を解くにあたっても語彙力の養成は重要。
②読解問題対策
- 空所補充問題や同意表現選択問題に対応するためにも、内容を正確に読み取る力が必要になる。
- 設問にあらかじめ目を通し、解答に関係しそうな箇所にはチェックを入れながら読むなどの工夫をすると効率よく読みこなしていくことができる。
- 頻出の自然科学系のテーマについては、背景知識があると内容が理解しやすくなるので、日頃からテレビ、新聞、本を通して、様々な話題に精通しておくとよい。
③正確な文法・構文の知識を身につける
- 基本的な文法参考書をよく調べながら文法をしっかりと理解することに努めよう。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
※受験生が間違いやすいポイントを完全網羅した総合英文法書などを手元に置いて、調べながら学習すると効果アップにつながる。
- 構文は基本例文を暗記するなどして英文を体にしみ込ませよう。
☞オススメ参考書『大学入試 ひと目でわかる英文読解』(教学社)
※入試に頻出の文構造を丁寧に解説している英文解釈の参考書などを1冊仕上げておくのも効果的である。
④過去問研究で実戦力の養成を
- 長文読解問題の英文は、語彙レベルが高い、医学・生物学・数学など自然科学に関連する内容が多いなど、過去問との共通性がみられる。赤本を利用して過去問を十分に研究しておくことが大切である。
- 試験時間は限られているので、実際に時間を計って過去問に取り組み、大まかな時間配分を考えておくのも有効である。実戦的な練習を積み重ねておこう。
- 過去問演習を通して自分の弱点や不十分な点を探り、さらに学習を深めていくことに役立てるとよい。