
傾向と対策(一般選抜)
2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。
【目次】
【英語】
傾向
※2020~2023年度の分析
知識・読解・表現の総合力が問われる
出題形式 | 大問7題 |
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試験時間 | 90分 |
解答形式 | 2021年度以降は選択式のみ。2020年度までは選択式と記述式の併用、記述式は英文和訳と英作文が出題されている。 |
出題内容
- 2020年度までは読解問題4題、文法・語彙問題2題、英作文問題1題の出題であった。
- 2021年度以降は英作文問題がなくなり、読解問題5題、文法・語彙問題2題となった。読解問題の中で整序英作文が問われるようになり、読解総合問題形式での出題はなくなって、英文和訳や内容説明が姿を消した。
①読解問題
- 空所補充、欠文挿入箇所や文整序、整序英作文、誤り指摘・訂正などが出題。
- 英文は論説・随筆がよく出題されている。学部の特質に見合った医療系の文章が出題されることもあるが、大きく偏りがあるわけではない。
- 文整序は前後の段落が与えられ、その間の文を並べ替える形式であり、論理的思考力を必要とする。
- 欠文挿入箇所は必出の形式である。
②文法・語彙問題
- 短文完成形式の文法・語彙問題が例年大問で出題されており、読解問題においても空所補充で文法・語彙を問うものがみられるなど、基本的な文法理解が重視されている。
- 与えられた品詞名と意味から単語のスペリングの1文字目を答えさせる語彙問題が、大問で毎年出題されている。
③英作文問題
- 2021年度以降は読解問題中での整序英作文の形式。自分で必要な単語を選ぶ必要があるので、しっかりとした英作文力・表現力が必要である。
- 2020年度までは与えられたテーマに対し、100~150語で自分の意見や経験を述べる形式となっており、比較的書きやすいテーマが選ばれていた。
難易度
- 問題自体の難易度はやや難しい。
- 文整序や欠文挿入箇所などは、年度によっては高度な読解力と推理力を要する。また、全体の問題量と試験時間のバランスを考慮すると、スピーディーな解答が求められる。
対策
①まずは基礎を完璧にマスターする
- 読解力、文法・語彙力、英作文力が総合的に問われる設問。まずは入試頻出の文法事項・構文・慣用表現を徹底的にマスターしよう。
☞オススメ参考書『大学入試 すぐわかる英文法』(教学社)
※受験生が間違いやすいポイントを網羅した総合英文法書などを手元に置いて、調べながら学習するとよい。
- 問題を見て一目でポイントが見抜けるようになることを目標に、問題集で繰り返し学習しよう。
②語彙・語法の力を伸ばす
- 頻出事項をマスターしたら、語彙・語法の知識を充実させよう。
- 単語集や問題集を使うのに加え、さまざまな学習の中で類義語の使い分け、和製英語と正しい英語、スペリングの紛らわしい語、動詞の間違えやすい用法などに気づいたら、ノートにまとめていくと効果がある。
③内容把握の練習を行う
- 標準的な語彙・構文の文章を用い、話がどのように展開されていくかに注目して、内容を把握する練習をしよう。
- 英文和訳の対策としては、頻出構文を含んだ短めの英文を日本語にする練習が有効。
☞オススメ参考書『大学入試 ひと目でわかる英文読解』(教学社)
※入試頻出の構文を丁寧に解説している英文解釈の参考書を1冊仕上げるのもよい。