早稲田大学(国際教養学部)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

早稲田大学(国際教養学部)の入試問題の出題傾向を徹底分析! とるべき対策や勉強方法がわかる!

2025年 03月 01日

傾向と対策(一般選抜)

2023年度までの一般選抜の入試問題を分析しました。さらに詳しい最新の分析は「大学赤本シリーズ」をご覧ください。

【目次】

【英語】

傾向

※2020~2023年度の分析

「英語を読む」は当然 要点把握とその表現力がさらに重要に

出題形式 Reading:大問3題。Writing :大問3題。
試験時間 1時限:Reading(90 分)、2時限:Writing(60 分)
解答形式 Reading:すべてマークシート法による選択式。Writing :すべて記述式。

※2021年度より個別試験の科目が「英語」のみとなった。

出題内容

①Reading

  • 2023年度は総合読解問題3題で、英文の量は合計で約3180語となった。
  • 文章の系統は、文学的文章や論説系の文章が用いられており、論説系の文章のテーマは、歴史・言語・文化・社会・科学と多岐にわたる。
  • 設問は内容説明・内容真偽・段落の主題といった、内容理解度を問うものが中心。

②Writing

  • 与えられたテーマについて英語で意見を論述する問題が1題、与えられたデータの解釈を英語で書く問題が1題、英文を読んで日本語で要約する問題が1題となっている。

難易度

  • やや難。「英語を読む」ことが、日常的なことになっていることが必要。
  • 試験時間に対し英文量が非常に多く、 時間的には相当厳しい。ReadingとWritingで時間が分かれているため、Readingでは1題あたり30分×3題=90分、Writingでは1題あたり20分×3題=60分といったイメージで時間を使うとよい。

対策

①「英語を読む」から「英語で読む」へ

  • 読解問題の英文量を考えると、「ものを読むこと」自体への抵抗感がないことが最低条件である。
  • 英語の読み物にもなじんでおきたい。週刊英字新聞は、比較的手ごろな読み物になる。各新聞社のホームページで、英語版を読むこともできるので活用したい。
  • 英文で1000語を超えるものは、普段読むことのない長さである。簡易装丁の洋書などを、たとえば「1回に10ページは通読する」などと決めて、長さに耐えられるようにしたい。
  • 問題に採用された英文の出典が明らかになっていることも多いので、入手して読んでみるのもよい。

☞オススメ参考書『大学入試 ぐんぐん読める英語長文〔ADVANCED〕』(教学社)

※入試頻出の英文やテーマが掲載され、かつハイレベルなものを使用するとよい。

②「書くこと」を習慣化する

  • 長文読解がしっかりできるということは、頭の中で要約ができているということである。したがって、長文読解の際に、各段落の要点をまとめてみることで、読解力と要約力の両方の養成になる。段落の長さにもよるが、100字程度に収まるようにしてみるとよい。
  • 意見論述などの英作文は、英語そのものが正しいことが第一条件である。名詞の数や冠詞、動詞の時制や語法を正確に仕上げることを常に心がけよう。
  • 使える語彙や表現を広げて定着させるためにも、やさしめの短文でよいので、毎日英語を書いてみよう。
  • 「何をどう書くか」を短時間で決定するには、「理由・根拠」「具体例」に使える材料を多くもっていることが重要である。①で述べた読書の仕方がここでも生きる。
  • 賛否を問う問題の場合、両方の立場で書いてみるとよい。練習量が増やせるだけでなく、柔軟な視点や多様な考え方を鍛える訓練になる。
  • 表やグラフから読み取れる特徴を、数値変化や比較を用いる表現を使った英文で書くには、相応の準備をしておく必要がある。

③過去問の活用を

  • 新方式の過去問が2021~2023年度と3年分蓄積されたことになる。独特の形式なので、赤本を活用して出題の雰囲気に慣れ、自分が苦手とする分野について早くから重点的に対策するとともに、時間配分などの作戦も練っておくことがオススメ。

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